信州大学がAmazonクラウドで災害対策 「クラウドは自前で作るものじゃない」「AWS Summit Tokyo 2014」EdTech & Research セッションリポート

全学内システムのクラウド移行を目指す信州大学。当初は自前でのクラウド環境構築に挑んでいたが、「Amazon Web Services」をはじめとする商用クラウドの利用へとかじを切った。その理由とは何か。

2014年08月14日 08時00分 公開
[鳥越武史,TechTargetジャパン]

 「広島大学が基幹系をAmazonクラウドへ移した理由」に引き続き、アマゾン データ サービス ジャパンが2014年7月に開催したユーザー向けイベント「AWS Summit Tokyo 2014」の講演から、教育機関のクラウド移行事例を紹介する。本稿で紹介するのは、長野県松本市に本拠を置く信州大学の事例だ。

 事業継続計画(BCP)の一環としてディザスタリカバリ(DR)の仕組みを構築している信州大学。そのインフラとして利用するのが、アマゾン データ サービス ジャパンのクラウドサービス群「Amazon Web Services(AWS)」をはじめとするクラウドである。同大学の総合情報センター長である不破 泰教授の話から、クラウド活用の経緯やAWSの選定理由を明らかにする。

AWS利用の現状:災害対策の一環として利用

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