実物投影機ともいわれる「書画カメラ」は、クラス全員で教材の内容を共有しやすくするといった用途で利用されている。搭載するカメラで紙の教科書や参考書、プリントといった教材を撮影し、その映像をプロジェクターや電子黒板、テレビなどの映像機器へ転送する仕組みを持つ。文部科学省が2014年9月に発表した教育機関のIT化に関する調査結果では、教育機関の書画カメラ配備台数は右肩上がりで増加しており、同年3月現在で15万9934台が配備済みだ。
教材の内容をクラス全員で共有することは、教育機関で普及が進むタブレットを使えば実現できる。ただし、タブレット用に教材をデジタルデータ化したり、あらたなデジタル教材を作成する負荷を考えると、手元の教材に手を加えることなく共有できる書画カメラの優位性が際立つシーンはまだ多いという。特にタブレット授業への過渡期においては、書画カメラとタブレットの併用も有力な選択肢となる。
安価なWebカメラで十分だという考え方もあるだろう。実際、クライアントPCに接続することが前提であれば、Webカメラで代用できるケースも少なくない。ただし書画カメラは、クライアントPCが無くても映像機器に直接出力できたり、本体や外部記憶媒体に撮影した画像や動画を記録できる製品も多く、中には有線ケーブルではなく無線で映像機器に接続できる製品もあるなど、教育現場での使いやすさを考慮して進化している。本稿では、そんな書画カメラのうち主要な10製品を紹介する。
超リッチなイーロン・マスク氏の「言論の自由」は、あなたのそれと同じなのか?
Twitter買収の大義名分とされる「言論の自由」。しかし、同じことを語っているつもりでも...
新卒の営業職が仕事をやりたくない時期、最多は「5月」 ―― RevComm調査
新卒営業社員は5月に最初の「壁」を感じるようです。
「メタバース」でどうやってもうけるの? Meta(旧Facebook)が考える収益化への道
Metaの中核をなすメタバースプラットフォームのマネタイズ計画が明確になりつつある。高...