Facebook Messengerでいいの? 企業向けメッセージングツールの4条件セキュリティ対応のポイント

エンタープライズメッセージングサービスを利用する企業が増える中、セキュリティ上、考慮すべき点が浮かび上がってきた。例えば暗号化は、どのサービスでも基本要件だ。

2017年05月19日 08時00分 公開
[Tsahi Levent-LeviTechTarget]
Facebook Messengerのユーザー数は12億人を超えた。画像は2017年4月、Facebookの開発者カンファレンス「F8」で基調講演の壇上に立つ同社創設者兼CEOのマーク・ザッカーバーグ氏《クリックで拡大》

 Facebookは2017年4月、メッセージングサービス「Facebook Messenger」の月間アクティブユーザー数が12億人に達したと発表した。今やメッセージングは、コミュニケーション分野で最大のトレンドとなっているようだ。企業でも利用が進んでいる。

 エンタープライズメッセージングでは多くの場合、「WhatsApp」やFacebook Messengerのような消費者向けアプリケーションが採用されている。その一方で、エンタープライズメッセージング専用の「Slack」のようなアプリケーションも使われている。

 企業で使われるようになった成長中の技術の常として、メッセージングのセキュリティ上の注意点もクローズアップされるようになってきた。エンタープライズメッセージングアプリケーションを選択する際は、以下の重要な要素を考慮する必要がある。

エンドツーエンドの暗号化

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