Webブラウジングのプライバシー保護を強化
無料のWebサービスに個人情報を追跡されたくないAndroidユーザーに贈る6つのTips(1/2 ページ)
無料で利用できるWebサイトのほとんどは、運営コストを広告で賄っていると分かっていても、個人情報を収集されるのはいい気分がしないものだ。ちょっと手間だが、プライバシーを確保できるテクニックを紹介する。
2017年4月に米国連邦議会で採択された決議により、ISP(インターネットサービスプロバイダー)が米国市民のオンライン活動を追跡することと、その情報を販売することが許可されるようになった。だが、Googleの「Android」を搭載したスマートフォンやタブレットを使用している場合は、プライバシーを確保するために取ることができる幾つかの対策がある。
ISPによる追跡が許可されただけでも米国市民にとっては大変なのに、多くの広告ネットワークでは、靴から政党に至るまで、「いいね!」「よくないね!」の情報からあなたのプロファイルを構築するオンライン広告が掲載されている。幸い、このような追跡の多くはブロックできる。
Androidを搭載したデバイスを使用している場合は、Android以外のOSを搭載したデバイスを使用している場合と比べて、情報の追跡がされにくいことを伝えておきたい。AndroidはGoogleが開発したモバイルOSで、Googleの全事業はユーザーの情報を収集して構築したプロファイルとそのデータを販売することで得られる収入によって成り立っている。
Gmailの使用を停止せよ
Googleは「Gmail」経由で送受信した全てのメールをスキャンしている。そして、スキャンした情報を利用してユーザーのプロファイルを構築している。Gmailを利用している限りプライバシーを確保する方法はない。
ただし、セキュアなメッセージングサービスは多数存在する。その中でも有名なのはHush Communicationsの「Hushmail」だ。Hushmailでは、メールの内容が暗号化され、サーバへの接続ではセキュリティが確保される。また、Hushmailのアカウントには、AndroidのメールアプリまたはWebからアクセスできる。
Gmailのサービスが無料で提供されているのは、Googleが構築したユーザーのプロファイル情報を使用する広告主から収入を得ているからである。一方、Hushmailなどのサービスは広告収入で運営しているわけではないため、ユーザーはサービスの使用料を支払う必要がある。なお、Hushmailの個人向けアカウントの年間使用料は49.98ドルだ。
Googleによる追跡を免れるのは容易でない。Gmailアカウントを持っている友達や家族に送信したメッセージはGoogleによってスキャンされ、その情報はあなたのプロファイルに追加される。あなたにできることは、友達と家族、それからあなたのプライバシーが尊重されるメールサービスに切り替えるよう彼らに頼むことだ。
このトピックについて、もう1点補足しておきたいことがある。Android OSではGmailアカウントのセットアップが必須だが、たまのGoogleとの連絡以外にGmailのアカウントを使用する必要はない。
DNSの設定を変更せよ
この手順は少し専門的だと感じるかもしれないが、非常に簡単に実装できる。DNS(ドメインネームサービス)サーバを変更すると、あなたの行動をISPが追跡するのを防ぐ上で大いに役立つ。
DNSサーバは、私たちが使用する一般的な名称をコンピュータが使用するIPアドレスに変更する。例えば、「NotebookReview.com」というURLを「206.19.49.82」というIPアドレスに変更するといった具合だ。ISPに接続しているときには、デフォルトでISPのDNSサーバが使用される。そのため、ISPにとって、あなたが閲覧したWebサイトを追跡するのは造作もないことだ。
DNSを変更するには、まずAndroidデバイスで「設定」アプリを開いて、「Wi-Fi設定」をタップし、接続中のアクセスポイントを長押しして欲しい。この操作により、表示される幾つかのオプションの中から「ネットワーク設定を変更」を選択されたい。次に、「詳細オプションを表示」をタップして、詳細設定を表示しよう(画像左)。恐らく「IP設定」は「DHCP」に設定されているので、これを「静的」に変更する(画像中央)。この一連の操作により、「DNS1」および「DNS2」という2つのテキストボックスが表示される(画像右)。1つ目のボックスには「208.67.222.222」、2つ目のボックスには「208.67.220.220」と入力して欲しい。
これであなたの行動を追跡している可能性があるDNSサーバをOpenDNSに変更する手順は完了だ。OpenDNSでは、ユーザーのプライバシーが重視されているため、あなたの情報が第三者と共有されることはない。
プライバシーが確保されるモードで検索せよ
Googleは、あなたが検索した用語を保存して、あなたの嗜好に関するデータベースを構築している。Androidデバイスに搭載されているWebブラウザの「Chrome」では、デフォルトの検索エンジンを変更することができる。だが、用意されている他のどの選択肢を選んでも、プライバシーを確保することはできない。
幸い、ユーザーの検索内容に興味はなく、個人情報を収集していない検索エンジンがある。それは、DuckDuckGo社が提供する「DuckDuckGo」だ。同社は一切の個人情報を収集していないため、第三者と共有する情報もない。
次のようにすれば、DuckDuckGoをChromeのデフォルトの検索エンジンとして簡単に設定することができるだろう。「https://duckduckgo.com/」にアクセスすると「Add DuckDuckGo to Chrome」というメッセージが表示される(画像左)。このリンクをタップすると説明が表示される(画像中央)。説明の通り、Chromeのメニューで「設定」「検索エンジン」を順にタップして、「最近のアクセス」で「DuckDuckGo」を選択して欲しい(画像右)。
これまでは、Googleのページがホーム画面になっていたであろうが、この操作によりChromeのホーム画面はDuckDuckGoに変更される。
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