会計ソフトウェアには得意分野がある。こうした製品は財務管理スイートとも呼ばれ、中小企業からグローバル規模の大企業まで多様なニーズに対応する。
企業はエンタープライズ用会計ソフトウェアを導入する必要があるだろうか。会計がビジネスにおいて重要な仕事の1つだと考えると、これは重要な問い掛けだ。企業の要件、それも現在と将来の両方の要件を満たす適切なプログラムを選ぶことは欠かせない。会計業務が安定するか、財務に混乱を招くことになるか、その命運を分ける選択になる。
会計ソフトウェア市場では多様な製品が提供されている。比較的シンプルな会計アプリケーションから、複数のビジネスプロセスと統合される大規模な会計基盤までさまざまだ。
例えば、ローエンドの会計ソフトウェアは信頼こそできるものの、あまり洗練されていない。これらは中小企業には適していても、大手企業向けではないのが一般的だ。ハイエンドのソフトウェアは完全なERPシステムで、会計ソフトウェアはERPのコンポーネントとして付属する。
そしてミドルレンジがある。これらの製品は成長中の中小企業や中堅企業を含む多くの組織にうってつけだ。これらの製品にはスタンドアロンの財務管理製品群(スイート)やエンタープライズ会計ソフトウェアが該当する。比較的複雑な会計にも対応できるが、完全なERP機能には及ばない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
なぜグリコが「現代人の疲労」に取り組むのか? 体験型ブランディングに挑んだ背景
ブランドの真価が問われる時代に、企業の存在意義をいかに表現し、消費者との関係を深め...
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年3月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
有料ソーシャルの売りって結局…… YouTubeがお値段控えめの「Premium Lite」提供開始へ
YouTubeが米国で有料サブスクリプションサービス「YouTube Premium」に新たなプランを追...