ERP導入の成否は企業に重大な影響を及ぼすため、購入前に十分な下調べが必要だ。現在入手できる主要なERPシステムの概要を見てみよう。
ERPシステムにはさまざまな種類がある。製品指向のユーザー企業向けには、エンジニアリングや製造、在庫管理、サプライチェーン管理に重点を置くシステムがあり、サービス指向のユーザー企業向けには、顧客対応やプロジェクト管理と会計、販売とサービスに重点を置いたシステムがある。
導入形態もクラウド、オンプレミス、その両方のハイブリッドなどがある。主要なERPシステムは利用企業の要件に応えられるように差別化を図っている。
本稿では特徴的な以下のERPシステム8製品とその概要を紹介する。
Epicor Softwareの「Epicor ERP」は、財務管理や人材管理のソフトウェアを中心に、顧客リレーション管理、生産管理、サプライチェーン管理(SCM)、製品管理、計画とスケジューリング、販売管理、サービス管理、プロジェクト管理を統合するソフトウェアも提供する総合的なERPシステムだ。
産業機械や電子・ハイテク、金属加工、ゴム・プラスチック関連などに特化したシステムを提供する。中小規模企業向けに業種別システムを用意しているため、業種ごとに調整する必要がないという利点がある。
グローバル企業がさまざまな国、業種、機器の要件に柔軟に対応できるアジャイルビジネスアーキテクチャを採用している。Epicorにはワールドワイドのコンサルティングスタッフもいる。
Epicor ERPはSaaS(Software as a Service)サブスクリプションとしても利用可能だ。また、オンプレミスに展開することも、IaaS(Infrastructure as a Service)システムとして展開して企業のIT担当者が実行、サポートをすることもできる。このシステムは、Microsoftのソフトウェアスタックで稼働する。
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