いまさら聞けない「RAID 6」「RAID 10」の違い 比較のポイントは?用途に応じて選ぶ

RAID構成にはさまざまな選択肢がある。それぞれの微妙な違いを理解するのは難しい。広く利用されている「RAID 6」と「RAID 10」のどちらにも明確な長所と短所がある。

2019年04月04日 05時00分 公開
[Erin Sullivan, Rick CookTechTarget]

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 複数のHDDを組み合わせて1台のHDDのように運用する「RAID」(Redundant Arrays of Independent Disks)には、さまざまな構成がある。中でも一般的な「RAID 6」と「RAID 10」をどのように使い分けるのかは、ストレージ管理者にとって難しい問題だ。同じく広く利用されている「RAID 5」も含め、用途ごとにRAID構成のメリットは異なる。

 RAID 6とRAID 10のどちらを利用するかは、企業の優先事項による。採用するRAIDのレベルを決めるに当たり、企業はデータ損失の防止、パフォーマンス要件の達成、容量の最大化などを考慮する必要がある。

 RAID 10は入れ子構造のRAIDレベルで、「RAID 1」と「RAID 0」のメリットを併せ持つ。RAID 1とRAID 0はそれぞれ、同じデータを複数のHDDに保存する「ミラーリング」、複数のHDDに分散して書き込む「ストライピング」を実現するRAIDレベルだ。RAID 10はデータをミラーリングした後、その結果を複数のHDDにストライピングする。

 RAID 6は標準のRAIDレベルだ。ストライピングによってデータを分割し、パリティー(冗長コード)を2回計算する。計算結果はHDDの異なるブロック(データを読み書きする最小区画である「セクタ」を複数まとめた単位)に格納される。RAID 6とRAID 10はどちらもフォールトトレランス(耐障害性)を実現するため、データ損失の可能性をある程度緩和できる。

 本稿ではRAID 6とRAID 10という2つのRAIDレベルを比較し、それぞれのメリットを考える。

RAID 10よりも利用可能な容量が多くなるRAID 6

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