ビジネス向けの「Glass Enterprise Edition 2」は、従来モデルと比べてパフォーマンスやバッテリー持続時間、カメラ品質を向上させ、スタイルも一新した。
Googleが2013年に、同社初の拡張現実(AR)向けヘッドマウントディスプレイ(HMD)として、スマートグラスの「Glass」を開発者向けにリリースしてからほぼ6年。同社は最新モデルとなる「Glass Enterprise Edition 2」を披露した。法人向けのARスマートグラスとしては2017年に投入した「Glass Enterprise Edition」の後継に当たり、今回の新モデルではパフォーマンスやバッテリー持続時間、カメラ品質、スタイルの向上をアピールする。
Glass Enterprise Edition 2でまず特筆すべきは、QualcommのHMD向けSoC(統合型プロセッサ)「Snapdragon XR1 Platform」を採用している点だ。Googleによると、新しい人工知能(AI)エンジンと、10ナノアーキテクチャをベースとした1.7GHzのクアッドコアCPUを搭載したSnapdragon XR1 Platformは、電力をセーブしながらパフォーマンスを向上させる。
Googleは、高速充電と全体的なバッテリー持続時間の向上を目的として、Glass Enterprise Edition 2にUSB Type-Cポートを設置。1回の充電で8時間使用できるようにした。Glass Enterprise Edition 2はBluetooth 5とIEEE 802.11acによる通信が可能。カメラの解像度は8Mピクセルで、画面解像度は初代Glassと同じ640×360ピクセルだ。
開発も容易になった。Glass Enterprise Edition 2はOSに「Android Oreo」を採用し、ユーザーが現在使っているAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)やサービスを簡単に統合できる。Googleが企業向けに提供するデバイス管理の仕組み「Android Enterprise」も利用でき、ユーザーによる遠隔管理を可能にした。デバイスをなくしたり盗まれたりした場合に無効にできる点が、特に役に立つ。
ネスプレッソ幹部に聞く「マーケティングとサステナビリティーは両立可能か?」
Marketing DiveはNespresso USAでマーケティング担当バイスプレジデント兼サステナビリテ...
生成AI活用の成否を決める「プロンプトエンジニアリング」 知っておくべきポイントとは?
マーケティング領域で進む「AIシフト」に取り残されないため、どうすればいいのか。今回...
マーケティングを「リアルタイム」に進化させるために何から始めればいい?
2024年9月に米ラスベガスで開催されたBrazeの年次イベント「Forge 2024」の会場で、同社...