血糖値センサーや心電図モニターがウェアラブルになる未来はすぐそこスマートウォッチと混同するなかれ

「Apple Watch」や「Fitbit」など、ヘルスケア目的で利用するウェアラブルデバイスからのデータは、臨床現場では価値がないと専門家は言う。ただし、医療専用のウェアラブルデバイスは確かに進化している。

2017年12月13日 05時00分 公開
[Kristen LeeTechTarget]

 「Apple Watch」や「Fitbit」などのウェアラブルデバイスは、至る所で人々の活動、心拍、睡眠パターンなどを追跡しているように見える。だが、こうしたデータは臨床現場ではほとんど評価されない。ボストンで開催された「2017 Connected Health Conference」でこう述べたのは、医療機関Ochsner Health Systemでチーフクリニカルトランスフォーメーションオフィサーを務めるリチャード・ミラニ氏だ。ミラニ氏によると、医療ウェアラブルデバイスが血糖値を測定したり、心房細動などの健康状態を検出したりできるようになれば、臨床現場でも役に立つという。

 本稿では、どうすれば医療ウェアラブルデバイスが診療現場に価値を提供できるようになるのか、そしてウェアラブルデバイスにはどのような課題があるかについてミラニ氏に質問した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...