2017年03月26日 08時00分 公開
特集/連載

IoTデバイスを体内に組み込む実験が増加、「ミクロの決死圏」は夢物語ではない?医療ITの未来はどうなる

IoTの進化とデバイスの小型化によって、人体にIoTデバイスを取り入れる実験が増えている。便利になる一方、さまざまな問題もある。

[Bart Schouw,TechTarget]
IoTデバイスを体内に組み込むと診断や治療に役立つ可能性がある《クリックで拡大》

 2017年は、診断と治療の目的で「モノのインターネット」(IoT)デバイスを人体に組み込む実験がますます増えるだろう。IoTが急速な進化し、医療IoTとデバイスの小型化が進歩したことで、私たちは人体とテクノロジーの接続性について探求に乗り出している。その結果、人体に組み込まれたテクノロジーインプラントについての多くの議論が巻き起こるだろう。

 筆者は、顕微鏡がないと見えないくらい人間が小さくなる映画にいつも魅了されてきた。例えば、1996年に公開されたSF映画「Fantastic Voyage(邦題:ミクロの決死圏)」だ。この映画では、数人の乗組員が乗った潜水艦がミクロ化され、生死をさまよっている人の血管の中に入り込むシーンがある。公開当時は、このようなシーンは幻覚または夢の中でしか起きない出来事と思われていたかもしれない。だが現時点では、このようなことが現実味を帯び始めている。

 体内にIoTデバイスを取り入れる実験が増えている。医療用のIoTインプラントは、病気を発見したり、痛みを管理したりすることができる。さらに、脳からの信号を解読して他の臓器に伝達することもできるので、まひの治療方法となる可能性がある。

 医療IoTと接続可能な体に関する他の3つのトレンドを以下に紹介する。

1.インプラントとの通信

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