Windows 10の“容量不足で突然クラッシュ”を防ぐ「予約済み記憶域」とは?システムドライブを目いっぱい使っても大丈夫

Microsoftは「Windows 10」に「予約済み記憶域」という機能を新たに追加した。この新機能の概要と管理方法を紹介する。

2019年08月12日 05時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
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 「Windows 10」の「May 2019 Update」(バージョン1903)以降は、OSが内部的に使用する7GB程度の記憶域が「予約済み記憶域」として確保するようになる。IT担当者向けに、この新機能について解説する。

 Windows 10バージョン1903以降がプリインストールされたPCは、必要な予約済み記憶域を自動的に確保する。Windows 10バージョン1903以降をクリーンインストールしたPCでも、予約済み記憶域は有効になる。

 インストールするWindows 10の機能と言語によって異なるが、当初の予約済み記憶域のサイズは約7GBだ。ただしWindows 10の進化に伴い、このサイズは変動する可能性がある、とMicrosoftは説明している。

 Microsoftが予約済み記憶域の機能を追加した目的は、システムドライブを容量ぎりぎりまで消費しているときにWindows 10の動作が不安定になるのを防ぐことだ。予約済み記憶域があれば、OSの重要な機能に必要な空きストレージ容量を常に確保できる。

 予約済み記憶域を導入したことで、エンドユーザーがHDDを容量いっぱいに使用してもWindows 10の動作は安定する。ストレージ容量に余裕がない場合も、残り少ないストレージ容量を突然OSに使われてしまう心配がなくなる。

予約済み記憶域の確認方法

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