「Citrix Optimizer」「VMware OS Optimization Tool」を有効活用
「VDI最適化ツール」とは? 仮想デスクトップの性能向上とリソース削減を両立
VDIのパフォーマンス維持・向上とリソース使用量の削減を両立させたいなら、「Citrix Optimizer」「VMware OS Optimization Tool」などのVDI最適化ツールが役立つ。こうしたツールの機能と使い方を示す。
仮想デスクトップインフラ(VDI)の使用リソースを減らしながら、アプリケーションのパフォーマンスを最大限に高めるために、IT担当者は「VDI最適化ツール」の導入を検討すべきだ。
ゴールデンイメージ(仮想デスクトップのテンプレート)を最適化すれば、VDIで稼働する全ての仮想デスクトップのパフォーマンス向上につながる。ただし最適化を目指し過ぎると、使用目的に合わない仮想デスクトップを生み出す恐れも多分にある。IT担当者は、VDIの導入時にVDI最適化ツールを使ってテストし、アプリケーションの機能に照らしてあらゆるトレードオフを見極めておく必要がある。
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仮想デスクトップの基礎知識
「Windows 10」などのOSは、1台のデバイスで稼働し、限られた量のリソースしか使用しないことを想定して開発されている。MicrosoftはノートPC向けに、Windows 10を省電力モードで動作させる機能を提供している。だがこれはVDIには不要なディスク動作になることが少なくない。VDIでは、IT担当者は大規模なサーバ構成で、同じOSのコピーを複数実行する。つまりVDIの管理者が操作するのは、限られた量の専用リソースではなく、大量の共有リソースになる。
VMwareやCitrix Systemsなど大半のVDIベンダーは、VDI最適化ツールを用意している。Citrix Systemsの「Citrix Optimizer」とVMwareの「VMware OS Optimization Tool」は、それぞれ自社VDI製品向けの、よく似たVDI最適化ツールだ。
VDI最適化ツールでできることと最適化の手順
どちらのVDI最適化ツールも、さまざまな用途で活用できる最適化機能を用意している。例えば「Windows Search」などのデスクトップ検索用に、ローカルディスクのインデックス(索引)を作成する機能がある。VDIユーザー企業は一般的に、リソースを節約するために、この機能を無効にする。データを保持する全ての場所にインデックスを用意する必要はないためだ。ただしメールクライアント「Microsoft Outlook」は、メールボックスの検索にデスクトップ検索の仕組みを利用するため、この機能を有効活用できる。
IT管理者は、利用するVDIリソースが最小限に抑えられるまで、仮想デスクトップの最適化とテストのプロセスを繰り返すことになる。音声アシスタント「Cortana」やスタートアップウィジェットを無効にするなど、基本的な最適化から始めるようにする。こうした最適化だけで十分な場合もある。
さらに最適化を進める場合、アプリケーションをテストしながら、問題が出ない程度まで仮想デスクトップの使用リソースを削減する。一連の最適化をテストし、それぞれの最適化の価値を評価することも必要だ。仮想デスクトップを最適化し過ぎて、アプリケーション動作の効率が低下する場合は、以前の設定にロールバックしなければならない。
主要なVDI最適化ツールには、実行した一連の最適化プロセスをテンプレートとして保存する機能がある。このような最適化テンプレートをIT部門で保持しておけば、その後最適化をするに当たり、ゴールデンイメージを新たに作成する際の足掛かりとして役立つだろう。
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