Windows Virtual Desktopが実現する「純正仮想デスクトップサービス」とは何かMicrosoftに聞いてみた

「Windows Virtual Desktop」は「Microsoft Azure」で動作するMicrosoft純正の仮想デスクトップサービスだ。このサービスの登場により、DaaS(Desktop as a Service)市場に波紋が広がると予想される。

2018年11月05日 05時00分 公開
[Eddie LockhartTechTarget]
画像 「Micirosoft純正」の仮想デスクトップサービスが及ぼす影響は

 Microsoftは2018年9月、同社の純正DaaS(Desktop as a Service)である「Windows Virtual Desktop」を発表した。パブリックプレビューは2018年末までに開始する予定だ。これにより「Windows 10」と「Windows 7」の完全な仮想デスクトップを利用できるようになる。「Active Directory」などの製品とデータを連携できる利点があり「Microsoft Azure」(以下、Azure)の利用促進にもつながるだろう。

 だがWindows Virtual Desktopは他の競合サービスとどこが違うのか。Microsoftのパートナー企業はどんな影響を受けるか。プライベートクラウドやAzureに仮想デスクトップの展開サービスを提供するNerdioのCEO、ワディム・ウラジミルスキー氏に話を聞いた。

MicrosoftのDaaS提供について

ウラジミルスキー氏 MicrosoftはAzure上で「正規の仮想デスクトップ」を許可することになる。本当の意味でデスクトップOSを利用できるようになるといえる。なぜならば、このサービスはサーバOSを使ってデスクトップ環境を再現するのではなく、Windows 10を実行する本物のデスクトップが利用できるためだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...