幾つかの要因で、オンプレミスでの新たなVDIの導入が停滞している。そのため、VDIベンダーは戦略の転換を迫られている。
2018年5月に公開されたレポート「State of the EUC 2018」によると、VDIを取り巻く環境で設計、テスト、導入段階にあるVDIプロジェクトの割合はごくわずかで、2017年に比べて減少している。調査活動「VDI Like a Pro」が実施した調査によると、新たなオンプレミスのVDIが設計段階やPoC(概念実証)段階にあると答えた回答者は、2017年の3.07%から減少し、わずか1.18%になった。一方、41.3%の回答者が自社のVDIを2〜4年運用していると答え、33.92%が5年以上運用していると答えている。
この停滞は、VDIの導入に興味を持つIT部門の大半が既に導入を完了していることを示す。VDIテクノロジーに関連する主な課題であるストレージ容量、GPU性能、コストなどは、以前に比べて解決が容易になっている。
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