SSDはHDDと比べて高速処理が可能で信頼性も高いが、障害が発生することはある。SSDの障害が起こる原因と、正常な状態で使い続けるための方法を紹介する。
HDDと比べると、SATA(Serial ATA)やSAS(Serial Attached SCSI)といったHDDと同様のストレージインタフェース規格を採用したSSD(ソリッドステートドライブ)の信頼性は格段に高い。ただし障害が発生しないストレージ技術は存在しないと言ってよい。SSDでも突然故障が発生したり、経年劣化による不具合が生じたりすることがある。
データ損失を回避して安全にデータを復旧させるためには、SSDの不具合を早期に検知し、対処する方法を知っておくことが重要だ。あらゆるストレージがそうであるように、SSDもいつかは壊れて使用できなくなる。違いは、それがいつになるかだ。HDDとは異なり、SSDの不具合を音で察知することはできない。だが、仮にSSDが破損したとしても、データを復元できる可能性はある。
SSDの障害が発生する4つの主な原因と解決方法を紹介する。
SSDが故障する主な原因は熱だ。SSDは非常に高温になることがある。ソフトウェアベンダーSolarWindsのレオン・アダト氏は「高負荷の計算など処理が集中する用途では特に高温になりやすい。平均的な負荷が掛かる処理でも発熱が原因で不具合が発生する場合がある」と説明する。
適切に冷却すればSSDの過熱化を回避し、故障や処理速度の速度低下を防ぐことができる。問題は冷却方法だ。アダト氏によれば例えば下記のような方法がある。
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