Googleの「Professional Cloud Architect」はどのタイミングで受けるべきか。GCPの経験はどのくらい必要なのか。同資格の試験ガイドを執筆したGoogleの担当者に聞いた。
IT管理者はクラウドサービスの認定資格を通じてスキルを向上させ、キャリアを進展させることができる。クラウドアーキテクトとしての役割を追求する場合、取得の検討対象となる資格にGoogleの認定資格「Professional Cloud Architect」がある。
Professional Cloud Architectは、Googleのクラウドサービス群「Google Cloud Platform」(GCP)を使いこなすために必要な能力を評価する。評価対象の能力には、
などがある。
Googleでセキュリティソリューションマネジャーを務めるイマーン・ガーニザダ氏は、Professional Cloud Architectの試験内容を解説した著書『Google Cloud Certified Professional Cloud Architect All-in-One Exam Guide』(以下、オールインワン試験ガイド)で、試験合格に役立つノウハウや参考文献などを紹介している。Professional Cloud Architect取得を目指す受験者のために、本稿はガーニザダ氏の話を基に、資格試験に対するアプローチの方法を解説する。
―― どのようなITプロフェッショナルが、Professional Cloud Architect取得を検討すべきなのでしょうか。キャリアのどの段階で、Professional Cloud Architect試験の準備をすればよいのでしょうか。
ガーニザダ氏 一般的にProfessional Cloud Architect認定資格は、IT専門職で5年以上の経験がある人を対象としている。ただし資格試験の勉強には、この分野の新人から上級者まで取り組むことができる。資格を取得するにせよしないにせよ、勉強を通して企業向けクラウドインフラ運用のベストプラクティスを学ぶことができる。
―― GCPの経験は必要でしょうか。
ガーニザダ氏 受験者次第だ。オールインワン試験ガイドを使うことで、GCPの経験がなくてもクラウドインフラの仕組みを俯瞰(ふかん)的な視点で把握し、GCPの概要を知ることができる。
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