2進法や16進法はコンピュータの基礎を成す記数法だ。それぞれどのような場面で活用の機会があるのか。
コンピュータが2進法で表現する数値の桁数を「ビット」(bit)、複数のビット(通常は8bit)を「バイト」(B)と呼ぶ。1Bを構成する8bitの数値は、1桁または2桁の16進法の数値で表せる。
例えば1B中の先頭4つのビットが0(オフ)、後方4つのビットが1(オン)である数値は、2進法では「00001111」になる。一方16進法で表すと「f」になる。1バイトの中の8つのビットが全て1の場合、2進法では「11111111」、16進法では「ff」だ。
16進法でバイト値を表すことは、さまざまな場面で役立つ。例えばデータをバイト列で表現する「シリアライゼーション」を実現する場合、開発者は頻繁に16進法を使用することになる。シリアライゼーションを実現する仕組みには、データフォーマット「Protocol Buffers」や、フレームワーク(アプリケーションの基礎的なテンプレートと実装に必要なプログラム部品をまとめたもの)「Apache Thrift」などがある。その中で、値をビット単位で表現するときには2進法を使う。
2進法と16進法を理解し、数値を変換できることは、開発者にとって有用なスキルだ。コンピューティング技術が発展する中で、現時点はビットやバイト単位での演算を実施することがなくても、いつかそのスキルが役立つ日が来る可能性がある。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...