“こんなメール”を送ってしまう会社は求職者から嫌われる「候補者体験」はなぜ重要なのか【第4回】

求職者と良い関係を保つために、企業が「やってはいけないこと」「やるべきこと」とは何なのか。専門家が明かす、「候補者体験」の悪化を防ぐための注意点とは。

2023年05月28日 10時30分 公開
[Molly DriscollTechTarget]

関連キーワード

人事


 不採用を告げたとしても、企業が求職者との関係を良好に保つためには「候補者体験」(CX:求職者が採用のやりとりの中で得る体験価値)の向上が不可欠だ。採用プロセスにおいて企業が取る行動によっては、候補者体験の悪化を招きかねない。どのような行動が不適切なのか。求職者の状況改善を目指す非営利組織Talent Boardのプレジデント、ケビン・W・グロスマン氏に聞いた。

“こんな内容のメール”を送ってはいけない

―― 求職者に好感を持ってもらうために、企業ができる対策とは何でしょうか。頻繁に起きる求職者とのトラブルを基に紹介してください。

グロスマン氏 企業には、求職者とのコミュニケーションを全て監査することをお勧めする。「ご応募ありがとうございます。選考を通過しましたらご連絡します」といったメールは、誰のためにもならない。こうしたメールを受信した求職者は、選考の状況も、すべきことも分からないまま、次の連絡を待ち続けることになる。求職者に対するメールの内容は、もっと具体的にしなければならない。

 試しに自社の求人に応募すると「われわれは求職者にこんなことをしていたのか」と気付くこと請け合いだ。例えば求職者が応募を済ませた直後に、企業が選考結果を告げる場合を考える。30分で選考が終了することを事前に伝えただろうか。選考結果を告げた後、求職者にとって価値があると思える内容をフィードバックしているだろうか。採用を決めた相手に対して、初出社まで気を配り、対話を継続しているだろうか。こうした細かい行動の積み重ねが、候補者体験を左右する。

 求職者に対して親切に接するのは、単純に相手の気分を良くさせるためだけではない。最終的に適切な人材を採用するためだ。求職者に好感を持ってもらうことは、採用する人材と採用過程の質を高める一助となり、貴重な人材の卵を失わずに済む。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年7月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news136.jpg

「Vポイント」「Ponta」と連携したCTV向けターゲティング広告配信と購買分析 マイクロアドが提供開始
マイクロアドは、VポイントおよびびPontaと連携したCTV向けのターゲティング広告配信を開...

news105.jpg

Netflixの広告付きプランが会員数34%増 成長ドライバーになるための次のステップは?
Netflixはストリーミング戦略を進化させる一方、2022年に広告付きプランを立ち上げた広告...