レイオフや採用停止は、IT業界全体に広がっているわけではない。むしろIT人材の積極採用が続くとの見通しがある。IT人材はどのように動いているのか。
大手ベンダーでのレイオフ(一時解雇)や新規採用停止報道が相次いでいることから、IT業界の雇用情勢は悪化しているとの見方がある。その見解をよそに、IT業界の雇用は引き続き好調であることが、調査結果から判明した。
調査会社Janco Associatesは、IT職の新規雇用は活発化すると見込んでいる。同社のCEO、ビクター・ジャヌレイティス氏はこう説明する。「一部の大企業が人員削減に踏み切る中、喉から手が出るほど人材が欲しい中規模企業は、放出された人材の採用に動いている」
ジャヌレイティス氏は、レイオフ対象者のほとんどはプログラマーではなく管理職だと推測する。「今後は中間管理職が削減される」というのが同氏の見込みだ。
市場調査会社Foote Partnersの共同創業者兼チーフアナリストのデービッド・フート氏も同じ見解を示す。「IT業界の人材需要は依然として高く、雇用は増えている」とフート氏は述べる。企業のさまざまな業務でIT専門家の重要性が高まっているために、IT人材の需要が伸びているからだ。「あらゆる企業が“IT企業”になりつつある」と同氏は語る。
中編は、大手ベンダーのIT人材に関する動向を取り上げる。
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