初心者でも就活で“無双”するための「エンジニアが取るべき認定資格」はこれだ初心者がソフトウェアエンジニアになれる5つのステップ【第5回】

初心者がソフトウェアエンジニアとしての成功を目指すには、まずはソフトウェアエンジニアとして勤務することが大切だ。就職活動で自身のスキルをアピールするために、何をすればよいのか。やるべきことは2つある。

2023年05月29日 08時15分 公開
[Darcy DeCluteTechTarget]

 実力次第で成功のチャンスがあるソフトウェア開発業界。初心者がソフトウェアエンジニアとして成功を収めるための5つのステップのうち、4つ目を解説する。

ステップ4.ポートフォリオを整理して「認定資格」を手に入れる

 学んだことを形にすることは、常に大切だ。経験がそれほどなくても、これまでに開発したアプリケーションや関わったプロジェクトなど、成果物のポートフォリオ(作品集)を完成させるとよい。ポートフォリオを作れば、ソフトウェアエンジニアとしての成功という目標に向かって、自分がどれだけ進歩したのかを可視化できる。就職を希望する企業での面接時に、自身の開発スキルをアピールすることにも活用可能だ。

 大学の学位がなくてもソフトウェアエンジニアになることはできる。学位や卒業証書は必須条件ではない。とはいえ採用を勝ち取るためには、履歴書に自分の知識を証明できる何かを書く必要がある。そこで役に立つのが、開発業界の認定資格だ。

 就職活動を始める前に、履歴書に書ける幾つかの認定資格を取得しておくとよい。主要な認定資格を以下に挙げる。

  • Oracleの「Oracle Certified Associate, Java SE 8 Programmer」
    • プログラミング言語・実行環境「Java」のバージョン8におけるプログラミングスキルを証明する。Java以外のプログラミング言語における同等レベルの認定資格でもよい。
  • スクラムに関する教材を提供するWebサイト「Scrum.org」の「Professional Scrum Developer Certification」
    • スクラム型のソフトウェア開発に関する知識を証明する。スクラムは、開発チームのメンバーに役割やタスクを割り振り、メンバー同士の連携を取りながらプロジェクトを進める開発手法のこと。
  • Amazon Web Services(AWS)の「AWS Certified Solutions Architect」
    • AWSの同名クラウドサービス群の活用スキルを証明する。

 その他にもGoogleが、Eコマース(EC:電子商取引)やデータ分析の分野で、履歴書に記載できる、無償で取得可能な認定資格を提供している。ハーバード大学(Harvard University)にも、オンラインで受講できる無償の学習コースが複数存在する。修了すると、料金を支払えば認定修了証の発行が可能だ。


 第6回は、5つ目のステップを取り上げる。

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