「OpenStandia」のサービスの1つである「OSS基盤構築サービス」を、今までの導入実績を基にサービスパッケージ化。手軽にオープンソースを導入でき、情報システムにおけるTCO削減を推進する。
野村総合研究所(NRI)は10月2日、オープンソースワンストップサービス「OpenStandia」の1つである「OSS基盤構築サービス」をサービスパッケージとして提供開始した。
同社では従来、OSS基盤構築サービスをオープンソース導入時の支援サービスとして、個別対応(オーダーメード型)で提供してきたが、170を超えるプロジェクトでの導入実績から得たノウハウを基に今回サービスを標準化し、以下の4つのサービスパッケージとして提供する。
サービス名 | 価格 |
---|---|
Webアプリケーションサーバ導入サービス | 25万円から/サーバ1台 |
Webアプリケーションサーバ基盤構築サービス | 50万円から/サーバ1台 |
データベース導入サービス | 50万円から/サーバ1台 |
オープンソース・システム基盤構築サービス | 250万円から |
「Webアプリケーションサーバ導入サービス」は、Tomcat、JBossの導入サービス。パラメータ設計、インストール作業を行う。「Webアプリケーションサーバ基盤構築サービス」は、Tomcat、JBossに加え、ApacheやDBMS(Oracle、MySQL、PostgreSQL)との接続のための設計・設定作業を加えたサーバ基盤設計・構築サービス。パラメータ設計、インストール作業、疎通確認テストを行う。「データベース導入サービス」は、MySQL、PostgreSQLの導入サービス。パラメータ設計、インストール作業を行う。「オープンソース・システム基盤構築サービス」は、Tomcat、JBoss、MySQL、PostgreSQLを活用したWebシステムにおけるシステム基盤全体を設計・構築するサービス。Webアプリケーションサーバ2台、データベースサーバ2台の合計4台構成で、冗長性を考慮したシステム基盤を構築する。パラメータ設計、インストール作業などのほか障害テストも行う。
標準化されたパッケージ型サービスの活用により、企業はより手軽にオープンソースを導入でき、商用製品からオープンソースへのリプレースや、情報システムにおけるTCO削減が可能になるとしている。
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