ODBCドライバの導入のみで既存の顧客システムとSalesforce CRMのデータを連携でき、一般的なSQLを使ったアクセスによって専門的な知識を必要としないデータ活用が可能になった。
日本プログレスは4月10日、セールスフォース・ドットコムの「Salesforce CRM」とのデータ連携用ODBCドライバ「OpenAccess for ODBC for Salesforce DataSource」(以下、OpenAccess for Salesforce)の販売を開始した。
同社によると、EAIパッケージを導入したデータ連携のためのシステムを構築することなく、社内システムとSalesforce CRMとのデータ連携が可能になるという。また、セールスフォース・ドットコムのオンデマンド開発基盤「Force.com」のAPIに関する知識がなくても、一般的なSQLを使ったデータ活用が容易にできる。さらに、Salesforce CRMへのアクセス回数やネットワークの負荷を軽減するなど、パフォーマンスや運用コスト面でのメリットもあるとしている。
OpenAccess for Salesforceでは、「Microsoft Office Access」や「Microsoft Office Excel」などのOffice製品、SAPの「Crystal Reports」やマイクロソフトの「MS Reporting」といったリポート作成ツール、各種OLAP(オンライン分析処理)ツールなど既存のソフトウェア資産を活用できる。また、Salesforce CRMが公開している標準APIやHTTPSによるアクセスが可能で、Salesforce CRMのセキュリティ設定に準拠している。
同社では、OpenAccess for Salesforceの適用例として、
などを挙げている。
OpenAccess for Salesforceの稼働環境は、Windows XP/Windows Server 2003(x86)/Windows Server 2008(x86)。販売価格は、Windowsクライアント版が2万1600円から、Windowsサーバ版が67万2000円から(いずれも税別)。また、製品の評価版が提供されており、同社のサイトからダウンロードして利用することもできる。
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