NECとセールスフォース・ドットコムは国内初となるVAR契約を締結し、CRMを中心とした3つのSaaS型連携アプリケーションや付加価値サービスを提供していく。
9月1日、NECとセールスフォース・ドットコムは、国内初となるVARパートナー(※注)契約を締結した。この契約により、NECはセールスフォース・ドットコムの提供するSaaS(Software as a Service)とNECの各製品を連携し、独自のSaaS型CRM(顧客管理)アプリケーションを構築、提供していくと発表した。
※注.付加価値再販事業者。VARはValue Added Resellerの略で、製品やサービスに機能を付加して再販する事業者を指す。
提供していく主なソリューションは以下の3つとなっている。
中小規模コンタクトセンター向けCTI(Computer Telephony Integration)ミドルウェア「CSVIEW/CCBASE」などといったCTI製品とセールスフォースのCRMサービス「Salesforce」を連携。着信した電話から顧客情報を迅速に確認できる機能を実現する。
FAQ作成・運用ツール「CSVIEW/FAQナビ」などとSalesforceを連携。Salesforceで入力した問い合わせ内容から関連するFAQを自動的に検索し、効率的な問い合わせ対応を実現する。
Webアンケート作成・運用ツール「CSVIEW/Webアンケート」やメール配信システムとSalesforceを連携。顧客からの問い合わせや配信済みメールマガジン、Webアンケートなどを一元管理することにより、効果的なeマーケティング機能を提供する。
このほか、NECとセールスフォース・ドットコムそれぞれがSaaS基盤上で提供する各種アプリケーションの連携を図り、顧客のニーズに応えるソリューションの提供を目指すという。
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