2010年08月24日 08時00分 UPDATE
特集/連載

診療所向け電子カルテ製品紹介:アガペMac OS/Windowsの混在も可能な電子カルテシステム「MindTalk」

診察時に欠かせない「医師と患者とのスキンシップ」。それを円滑にするために、電子カルテには、問診しながらでも簡単に作成できる“紙カルテに近い操作性”や“外来患者を待たせない工夫”などが求められる 。

[翁長 潤,TechTargetジャパン]

電子カルテを「治療戦略システム」として位置付けている

画像 アガペの田中氏

 今回は、アガペが提供する電子カルテシステム「MindTalk」を紹介する。同社の代表取締役 田中 勉氏は「アガペでは電子カルテシステムを“治療戦略システム”と位置付けている」と説明する。田中氏によると「診察時には医師と患者とのスキンシップが欠かせない。そのため、電子カルテには診療しながらでも使いやすい操作性が求められる」という。MindTalkでは「患者の顔を見ながら診察できる」ようにキーボード入力を減らし、基本的な操作はマウスで完了できるという。また、各社の画像管理システムと連携でき、電子カルテを開きながらその読影も可能であり、「過去の診療履歴やさまざまな検査・処置データを瞬時に再現したり、必要なデータをマルチウインドーで画面に表示できる」と説明する。

 さらに、MindTalkでは所見用語や薬剤一覧、病名一覧、検査セットなどの多くの情報が定型化されており、医師は必要に応じてそれらを選択して利用できる。そのほかにも、標準禁忌データが組み込まれており、必要に応じて警告が出るなどの機能を搭載しており、「外来を混雑させない治療戦略システムだといえる」と説明する。

Mac/Windowsの両方に対応可能な電子カルテ

 MindTalkは受付処理から診療、会計までを一括処理・管理する電子カルテシステム。データを一元管理するサーバ「MindTalkサーバ」と、院内ネットワーク経由でデータ入力や参照をする複数のクライアント端末で構成される。

画像 MindTalk画面《クリックで拡大》

 MindTalkは、同社が1996年に開発したMacintosh対応型電子カルテシステム「MindMac」をベースにしている。田中氏は「パーソナルコンピュータを用いた診療録はできないか?」とある医師から話を持ち掛けられ、「多くの医師が日常的に使っていたMacintoshでの電子カルテの開発を開始した」とその経緯を語る。その後、Windows上でも稼働するように開発されたのがMindTalkである。そのため、Mac OSとWindowsが混在するシステムの構築が可能である点もその特徴の1つだ。その主な機能は以下の通り。

MindTalkの主要機能
機能名 機能詳細
受付 外来受付・患者登録・予約入力・問診入力・頭書印刷・処方せん印刷・来院予測・予約状況・オーダリング
診療 診療入力・各種文書作成(紹介状、意見書、精神文書等)・診療録
カルテ入力(問診や図形、写真、検査依頼、注射指示、バイタルサイン、シェーマなどの入力)(※入院、自賠責、労災はオプション機能として搭載)
会計処理 領収書発行・日計表・未収一覧
レセプト処理 診療再計算・レセプトチェック・各種請求書作成・社保・国保集計表作成
連携機能 心電図ビュアー、ペンタブレット入力、電話予約システム、自動問診機能、DICOM画像サーバ、レセプトチェックシステム(マイティーチェッカー)、写真薬剤 (オプション製品)、診察券発行・自動再来登録機・画像ファイリング/ビュアーシステム(オプション製品)
そのほかの機能 レセプト電算処理対応(自動コメント機能・厚生省コード付番機能)
各種ユーティリティ(メッセンジャー・電卓・カレンダー機能)
セキュリティ設定機能
運用制限・閲覧制限・パスワード管理機能
薬剤在庫管理
各種診療項目自動設定機能
チェック機能 薬剤禁忌セットによる入力誤りを防止
レセプト出力前のチェック機能
各種帳票作成・出力 患者集計表・診療データ集計・患者保険別集計・来院患者集計診療録
国保集計表・社保集計表・再請求一覧・地域公費併用者リスト
入金一覧・診療費集計表・診療項目別集計表・診療項目別集計表・自賠責集計・労災集計
リハビリ集計表・理学療法実施記録
薬剤使用統計・検査項目統計
生活保護者受給者番号一覧
画像 MindTalkの受付画面《クリックで拡大》

 また、整形外科のリハビリ関連のオーダー指示や精神科の診断書作成も可能。さらにサーバの二重構成や外付けHDDの追加などにより、データのバックアップ対策にも対応する。

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