2011年09月06日 09時00分 UPDATE
特集/連載

統合ストレージシステム対決:NetApp FAS vs. EMC VNX(前)EMCとNetAppが比較されやすい理由

統合ストレージ製品を提供するEMCとNetApp。両社以外にも提供ベンダーは多く存在するが、製品検証という点でこの2社がよく引き合いに出されるのはなぜだろうか?

[Todd Erickson,TechTarget]

 米EMCは2011年、ストレージプラットフォーム「VNX」と「VNXe」を発表し、統合ストレージシステムの分野で米NetAppとの競争を強化する姿勢を鮮明にした。

 統合ストレージ製品を提供しているベンダーはNetAppとEMCだけではないが(大手ベンダーの多くが複数のプロトコルをサポートするシステムを提供している)、この分野で最もよく話題に上るのがNetAppの「FAS」シリーズとEMCのVNXだ。両製品は最も広範に検証を受けており、統合ストレージプラットフォームに関して何が真実であり、何がそうでないかという議論で最もよく引き合いに出されるモデルでもある(関連記事:エンタープライズディスクストレージ製品紹介)。

 統合ストレージシステムは、ファイバーチャネル(FC)やイーサネットなどのネットワーク上でブロックストレージとファイルストレージの両方に1台のボックスで対応できる製品だ。NetAppが2002年に初めて提供したマルチプロトコル型ストレージは、自社のNAS(Network Attached Storage)ファイラープラットフォームにブロック処理機能であるSAN(Storage Area Network)機能を追加した製品だ。NetApp FASシステムは、エントリーレベルからエンタープライズレベルに至る全ての製品で、CIFSとNFSベースのファイルストレージに加え、FCおよびiSCSIを用いたブロックストレージをサポートする。

 EMCは、自社のミッドレンジ製品であるClariion SANプラットフォームとCelerra NASプラットフォームをVNXに統合した。同社は、これとは別にエンタープライズ向けSANシステムのSymmetrixシリーズを提供していたが、VNXの登場により、ストレージ専業ベンダー最大手2社が、データストレージ市場の大部分をカバーするシステムで真正面から対決することになった(関連記事:中堅・中小企業向けNAS市場が活況化した理由)。

 では、NetAppとEMCの統合ストレージ製品を詳しく比較してみよう。

関連ホワイトペーパー

ストレージ | EMC | ベンダー | NAS | SAN | データセンター | 仮想化


この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news071.jpg

ビジネスサーチテクノロジ、ECサイト内検索ガジェット「ポップファインド」を提供開始
ビジネスサーチテクノロジは、ECサイト内検索ガジェット「ポップファインド」の提供を開...

news018.jpg

刺さる企業動画とは? ONE OK ROCK出演のHondaJet CMがブランド部門1位──エビリー調査
エビリーは2018年第1四半期のYouTube企業動画ランキングを発表。ONE OK ROCK出演の本田技...

news020.jpg

「ABMは営業視点のマーケティング」の真意とは?――庭山一郎氏×佐久間 衡氏
日本のB2Bマーケティングをけん引する論客2人が、ABMで成果を出すための本質的な考え方に...