2000年代初頭、大手ベンダー各社が見向きもしなかったSMB市場。現在ではほとんどのベンダーが同市場に大いに注目している。その理由を探る。
ほんの数年前までは、中堅・中小企業(SMB)市場をターゲットにしたNAS(Network Attached Storage)システムは存在しないに等しかった。しかし最近では状況が一変し、高機能・低価格という魅力的なSMB向けNASシステムが大手および中小ベンダー各社から提供されるようになってきた(関連記事:SMBにはSMB向け製品を――大企業の「お下がり」無用)。
米調査会社Gartnerのアナリスト、ボブ・パスモア氏によると、最も安価なNASシステムはワークグループ向けの製品だが、これらは管理型ネットワークに組み込むにはまだ制約があるという。「最も有名な製品は(米Overland Storageの)Snapアプライアンスと米Iomegaの製品(現在は米EMCが製造)だろう」と同氏は話す。その次のカテゴリーに含まれるのは機能を限定したデバイスで、同氏によると、これらもやはりワークグループ向けNASと見なすことができるという。これらの製品では一般に、ファイルを共有するユーザー数に制限があり、最低限のセキュリティ機能しか備えておらず、ストレージ管理機能としては、デバイスを他のメディアにバックアップする方法しか用意されていない。
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