巧妙な手口で企業資産を狙うマルウェア。ウイルス対策ソフトを容易にかわす攻撃の登場により、その限界説もささやかれている。マルウェア侵入テストで46のウイルス対策エンジンを検証してみた。
特定の標的を執拗に狙うAPT(Advanced Persistent Threat)攻撃が後を絶たない。前編の「比較して分かったウイルス対策製品の実力」に続き、主要なウイルス対策製品のマルウェア検出率を検証する。
今回は、人気の侵入テストフレームワーク「Metasploit Community Edition」を活用したテストの結果を紹介する。このツールはオープンな開発への貢献と柔軟性で定評がある。エクスプロイトやバックドアをファイルにパッケージングして侵入テストに使える機能は、数年前に追加された。このツールでは、PDFやMicrosoft Officeの全標準フォーマットなど、多くの人気ファイルフォーマットが作成できる。また、デフォルトのMicrosoft Windowsプログラムファイルをテンプレートとして、実行可能ファイルを生成することも可能だ。ユーザーは何の不審も抱かずにメモ帳(notepad.exe)を実行し、それが改ざんされていることにも気付かない公算が大きい。侵入テストではこの方法でウイルス対策エンジンをかわし、マルウェア作者が本物らしく見せかけた不正なコードを生成する手口をシミュレートできる。
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