学習者ごとに学習の内容やタイミング、方法などを最適化する学習方法である「アダプティブラーニング」。その現状や実現のためのIT要素を整理する。
個人に最適化した学習を実現する「アダプティブラーニング」が脚光を浴びつつある。2015年7月8日にはソフトバンクグループとベネッセホールディングスの合弁会社であるClassi(クラッシー)が、続く9日には増進会出版社が、アダプティブラーニングの代表的ベンダーである米Knewtonとの提携を相次ぎ発表。すららネットの「すらら」やリクルートマーケティングパートナーズの「勉強サプリ」など、アダプティブラーニングの要素を取り入れた国産のデジタル教材も登場し始めた。
そもそもアダプティブラーニングとは何か。なぜアダプティブラーニングへの関心が高まっているのか。実現に役立つ技術要素とは。国内でアダプティブラーニングの実践にいち早く取り組んできた、電通国際情報サービス 2020テクノロジー&ビジネス開発室 オープンイノベーションラボ シニアコンサルタントの関島章江氏の話を基に解説する。
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