市販の参考書を電子化し、類題の自動検索機能も備えたデジタル参考書サービスが、forEstの「ATLS」だ。高校生向けサービスでありながら、教育機関にも役立つ機能を備えたATLS。その可能性に迫る。
受験生が勉強に費やす時間は、年間2000〜3000時間程度――。複数の大手予備校の調査を総合して見えた、受験生の勉強時間の実態だ。勉強時間のうち50%超を占めるといわれるのが、学校が課す宿題をこなしたり、自身の弱点を補ったりするための家庭学習である。この家庭学習をITの力でもっと効率化できないか――。そんな思いから生まれた学習サービスが、forEst(東京都渋谷区)のデジタル参考書「ATLS(アトラス)」だ。
2014年12月の正式提供に向けて、最終調整が急ピッチで進むATLS。学習者向けサービスとして生まれたATLSだが、その可能性に目を付け、試験導入を進める教育機関もあるという。forEstのCEOである後藤 匠氏に、ATLSと同社の教育へのビジョンを聞いた。
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