現時点では、教育機関が扱う情報は限られており、機密情報を保有する企業のような高度なセキュリティ対策はほとんどの場合、必要ない。ただし、現状でも最低限のセキュリティ対策は必要だ。その具体例を示す。
現在の教育IT活用における「三種の神器」といえば、「タブレット」「電子黒板(またはプロジェクター)」「無線LAN」といったところだろう。これらはデジタル教科書やデジタル教材といったデジタルコンテンツを授業で表示するためのIT製品だ。
授業で活用するこうしたデータやそこに含まれる情報に対しては、国家機密や企業の機密情報、営業秘密の保護に活用するような高度なセキュリティ対策は必要ない。理由は簡単で、これらの情報のほとんどは、むしろ良い「教え方」や「授業方法」として世の中に知らしめたいものだからだ。当然秘密でも機密でもなく、こうした情報をわざわざ盗んでもメリットは少ない。
ただし、だからといって「教育機関はセキュリティ対策を全くしなくてもよい」というわけではない。教育機関が扱うデータは授業で使うデジタルコンテンツだけではなく、校務で扱う学習者の個人情報など、守らなければいけないデータは確実に存在するからだ。
「ECプラットフォーム」 売れ筋TOP10(2024年3月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
GoogleがZ世代のローカル検索でInstagramやTikTokに敗北 なぜこうなった? これからどうなる?
Googleは依然として人気の検索サイトだが、ことZ世代のローカル検索に関しては、Instagra...
DE&Iに関する実態調査 「公平」と「平等」の違いについて認知度は2割未満
NTTデータ経営研究所がNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと共同で実施...