移動の時間を幸せに――JapanTaxi 川鍋社長が語る「Internet of Taxi」の未来IoTビジネスはもう始まっている【後編】(1/2 ページ)

日本交通のIT子会社JapanTaxiは、タクシー体験をより豊かにするためにソフト、ハードの両面でIoTを推進している。川鍋社長が配車アプリやデジタルサイネージの取り組み、クラウド活用について語った。

2016年09月27日 09時00分 公開
[唐沢正和ヒューマン・データ・ラボラトリ]

 前編「大阪ガスの「エネファーム」に学ぶ、IoTマネタイズのヒント」に続き、アマゾンウェブサービスジャパン のイベント「AWS ソリューション Day 2016」からユニークな「IoT(モノのインターネット)」事例をお伝えする。後編のテーマは、日本交通のIT子会社であるJapanTaxiの取り組み、その名も「Internet of Taxi」だ。

JapanTaxi 川鍋一朗氏

 大手タクシー会社の日本交通を母体とするJapanTaxi(旧:日交データサービス)は、1977年に日本交通グループの電算部門が独立した企業だ。「移動の仕組みを良くしていこう、ITで。」をビジョンに掲げ、タクシー配車モバイルアプリケーション「全国タクシー」の運営の他、ソフトウェアからハードウェアまで一貫した製品開発を手掛けている。JapanTaxi 代表取締役社長であり、日本交通の代表取締役会長も務める川鍋一朗氏が、配車アプリやサイネージタブレット、さらには自動運転技術などを題材に、IoTの活用によってタクシーはどう変わるのかについて語った。

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