家庭用燃料電池「エネファーム」を使ったIoTビジネスを、企画開始から5カ月で達成した大阪ガスの事例を紹介する。IoTビジネスのアイデアをどう具現化し、どんなビジネスメリットを生み出したのか。
「IoT(モノのインターネット)」に本格的に取り組む企業が増えている。IoTは、あらゆるモノをインターネットに接続し、データを収集したり、相互に通信させたりする技術だ。IoTによって遠隔操作や自動制御、自動認識などを可能にし、人が介在しないことによる効率化やコスト削減の実現、新しいビジネスチャンスをもたらすと考えられている。
アマゾンウェブサービスジャパン 代表取締役社長の長崎忠雄氏は、2016年9月9日に開催した同社のイベント「AWS ソリューション Day 2016」において、「日々お客さまと話していて、IoTという言葉が出ない日がない。それほどまでにIoTはあらゆる企業にとって大きな関心事になっている。ちょうど4年前のビッグデータに対する関心と似ている」と話す。ビッグデータが話題になった時と同様、現在多くの企業はIoTをどうやって経営に生かすかで悩んでいる。モノにセンサーを付けてデータをためるだけでは、お金にはならない。IoTによって集めたデータを保存するだけでなく、分析や処理を通じて価値を引き出す必要がある。
IoTビジネスに取り組むに当たっては、どのようなITインフラを構築するかも重要なテーマだ。IoTビジネスは新しい取り組みで、どれくらいの効果が出るかが見通しづらい。「従来型のオンプレミスでインフラを構築し、初期投資を掛けるよりは、クラウドを使ってスケーラビリティやアジリティ(敏しょう性)を確保した方が得策」というのが長崎氏の主張だ。同イベントでは、実際に同社のクラウドサービス「Amazon Web Services」(AWS)を使用してIoTビジネスを成功させつつあるユーザー企業2社が講演した。本稿では前後編にわたって2社の事例を紹介する。
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アジャイル開発を推進する上で欠かせないのが、開発プロセスやレビュープロセス、パフォーマンスなどを可視化することだ。セゾンテクノロジーやダイキン工業、朝日新聞といった3社の事例を基に、それらを実現する方法を探る。
SaaSを導入する企業が急速に増えている。経営者と情報システム担当者1019人を対象にした調査によると、約9割の企業が2年前よりもSaaSの利用を増やしたという。このような中で、新たな課題も顕在化している。その内容を見ていこう。
「ビジネス+学び」をテーマにした映像コンテンツ制作、配信を事業の中核とするPIVOT。同社では情報基盤として活用してきたツールのセキュリティ強化とともに、AI機能の導入によって、業務の質と速度の向上を実現した。
ある調査によると、67.4%の企業が「SaaS製品の導入に失敗した経験がある」と回答しているという。そんな中、適切な選定・導入を支援するマッチングサービスが注目を集めている。本資料では、サービスの特徴や運用の流れを紹介する。
Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureなどクラウドネイティブ環境のセキュリティを強化するには何をすればよいのか。ログの収集や分析を高度化するためのベストプラクティスを解説する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
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