2016年08月12日 12時00分 公開
特集/連載

激変するIoT市場、ソフトバンクによる買収はARMにとってプラス?ソフトバンクによるARM買収が与える影響【後編】

IoTチップ市場は今、大きな注目を浴びている。ソフトバンクが買収したARM Holdingsや他の半導体ベンダーの動きについて紹介する。

[Sharon Shea,TechTarget]

関連キーワード

ARM | iPad | Apple | Gartner | iPhone | Android | IoT(Internet of Things)


ソフトバンクグループのARM買収の提案に関する発表情報のWebページ(出典:ソフトバンクグループ)《クリックで拡大》

 前編「『iPhone』『iPad』搭載チップのベースも設計、ARM買収の“そもそも”の理由は」では、ARM Holdingsの軌跡とソフトバンクの狙いについて紹介した。後編では、前編で話したことを踏まえ、ARMのIoTチップ市場における立場がどうなるのか、またIoTチップ市場は今後の展開はどうなるのかを考える。

IoTチップ市場の現状

 IoTチップ市場におけるARMの立場や今後の展開を見極めるのは簡単ではない。結局、ARMは何かを製造しているわけではない。ARMは自社で設計したチップセットをライセンス提供し、IPプロバイダーとして、チップを製造する企業からIP使用料(ロイヤルティー)を受け取っている。

 「今日IoTデバイスが採用できるプロセッサアーキテクチャは基本的にはARMか『MIPS』かIntelの『x86』かの3種類だ。独自のマイクロコントローラー(MCU)アーキテクチャをベースとしたものも幾つかあるが、大抵は非常にローエンド、またはハイエンドなIPプロセッサ向けのものだ。今日の市場はARMとMIPSとIntelが支配しているといえる。そのうちのリーダーは、少なくともIoTに関しては明らかにARMだ」とGartnerの調査担当副社長マーク・ハン氏は語る。

ITmedia マーケティング新着記事

テレビ放送と人流の相関を示すデータサービス クロスロケーションズが提供開始
テレビ番組やテレビCMをテキスト化・データベース化した「TVメタデータ」とGPSをベースと...

news014.jpg

マーケティング担当者を消耗させる「商品情報」の取り扱い どうすれば解決できる?
デジタルマーケティングに携わる人にとって頭痛の種になりがちなのが、商品情報に関する...

news165.jpg

日本のデジタル広告はビューアビリティーが低くフラウド率が高い――IAS調査
日本におけるモバイルWeb環境のアドフラウド率はディスプレイで2.3%、動画で2.9%に達し...