「iPhone」「iPad」搭載チップのベースも設計、ARM買収の“そもそも”の理由はソフトバンクによるARM買収が与える影響【前編】

「iPhone」や数多くの「Android」デバイスが採用するチップを設計しているARM Holdingsをソフトバンクが買収した。これによりIoT分野はどうなるのだろうか。

2016年08月10日 07時00分 公開
[Sharon SheaTechTarget]

関連キーワード

ARM | iPad | Apple | Gartner | iPhone | Android | IoT(Internet of Things)


ARMの公式Webページ《クリックで拡大》

 ケンブリッジに本社を置くARM Holdingsは長らく、モバイルブームに乗って躍進してきた。現在、ほぼあらゆる「iPhone」や「iPad」「Android」デバイスがARMの設計に基づいて製造されたチップをベースとして搭載している。

 それならばなぜ、ARMを320億ドルで買収するというソフトバンクの計画について懐疑的な見方があるのだろう。インターネット大手であるソフトバンクの社長である孫正義氏はこの買収に関する記者会見において、モノのインターネット(IoT)は成長分野であり、次にやってくる「パラダイムシフト」だと買収の狙いを説明した。

 この買収はさらにもう1つ別の疑問も提起している。それは、IoTチップ市場におけるARMの立場とは、正確にはどのようなものであるかというものだ。

ARMとIoT

ITmedia マーケティング新着記事

news149.jpg

最も利用率の高いショート動画サービスはTikTokではない?
ADKマーケティング・ソリューションズは、ショート動画に関する調査結果を発表しました。

news131.jpg

古くて新しいMMM(マーケティングミックスモデリング)が今注目される理由
大手コスメブランドのEstee Lauder Companiesはブランドマーケティングとパフォーマンス...

news087.png

Yahoo!広告 検索広告、生成AIがタイトルや説明文を提案してくれる機能を無料で提供
LINEヤフーは「Yahoo!広告 検索広告」において、ユーザーが誘導先サイトのURLを入力する...