2017年06月26日 05時00分 UPDATE
特集/連載

「Windows Server 2016」の機能Windows Serverコンテナ、Hyper-Vコンテナ、Hyper-V VM、3つ違いを比較

Microsoftの「Windows Server」コンテナと「Hyper-V」コンテナでは、分離レベルが異なる。Hyper-VコンテナではHyper-V VMを利用するが、この2つには大きく違う点が幾つかある。

[Brien Posey,TechTarget]

 Microsoftの「Windows Server 2016」で導入された全ての新しい機能の中で、最も注目を集めているのはコンテナだろう。オープンソースの世界ではだいぶ前から普及しているが、「Windows」にとってコンテナは新しいものだ。多くの点において、Windowsコンテナは「Linux」コンテナとよく似ている。

 例えば、どちらも「Docker」を使用して管理することができる。ただし、Windowsに特有の側面が幾つかある。例えば、Windows Server 2016では、「Windows Server」コンテナと「Hyper-V」コンテナの使用がサポートされている。ここで、これらのコンテナの種類にはどのような違いがあるのか、Hyper-VコンテナはHyper-V VMとどう異なるのかという疑問が生まれる。

Windows ServerコンテナとHyper-Vコンテナの比較

 Windows ServerコンテナとHyper-Vコンテナの機能は非常に似通っている。どちらも同じことを行い、基本的に同じ方法で管理される。主な違いは分離レベルだ。

 OSを個別に搭載しているVMと異なり、コンテナは共通のOSカーネルを共有している。各コンテナは、共有OSで動作する分離されたユーザーモード環境である。つまり、コンテナにはOSが含まれないので、サイズはVMより大幅に小さくなる。

 OSを共有するコンテナに関する問題は、アプリケーションにはさまざまなニーズがあり、単一のOSイメージでは全てのコンテナに適切に対処できない可能性があるということだ。また、コンテナはお互いに分離するように設計されているが、マルチテナント環境ではテナントの境界を越えたOSカーネルの共有を回避するのが一般的である。

 ここで登場するのがHyper-Vコンテナだ。Hyper-Vコンテナは、1点を除いてWindows Serverコンテナと全く同じ方法で動作する。唯一の違いは、Hyper-VコンテナとHyper-Vコンテナの依存関係がHyper-V VMにカプセル化されることだ。そのためHyper-Vコンテナが専用の基本OSイメージを持つことも、複数のHyper-Vコンテナが共通の基本OSイメージを共有することも可能になる。

Hyper-VコンテナとHyper-V VMの比較

この記事が気に入ったらTechTargetジャパンに「いいね!」しよう

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news015.jpg

インターネットが好き過ぎる人々の夏
テクノロジーは日進月歩。技術に合わせて私たちのITリテラシーは進化しているのか。ネッ...

news061.jpg

ABM実現のためのデータマネジメントサービスでサンブリッジがリアライズと提携
サンブリッジとNTTデータグループのリアライズは、アカウントベースドマーケティングの実...

news018.jpg

「ラストクリック依存」はなぜ失敗するのか?
CPA(顧客獲得単価)の最適化という目標は達成できているのに肝心の収益には貢献していな...