NANDフラッシュメモリ基礎編:SLC、MLC、TLC NANDは何が違うのか基本構造と価格、安定性、利用シーンを紹介(1/2 ページ)

NANDは最も一般的な種類のフラッシュだ。だが、さまざまな種類があり、それぞれ役立つ目的が異なる。NANDフラッシュメモリの基礎について、本稿を参考にしてほしい。

2017年12月25日 05時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]
画像 仕組みを理解して最適なNANDストレージを

 企業のデータセンターで使用されているSSDの大半はNANDフラッシュメモリを基礎にしている。だが、全てのNANDストレージが同じわけではない。特にパフォーマンス、耐久性、コストが異なる。NANDの購入を検討している企業は、NANDフラッシュメモリの基礎を理解しておく必要がある。

 NANDには複数の種類があり、それぞれ若干の違いがある。こうした差異の中心にあるのは各セルに格納されるビット数だ。本稿執筆時点のフラッシュドライブでは、1セル当たり1〜3ビットを格納できる。ドライブの機能を決定付ける上では、補助機能も他のアーキテクチャと同様の働きをすることを忘れてはならない。だが直接的にも間接的にも、ビット数が最も重要な要素であることは変わらない。

NANDフラッシュメモリの基礎概要

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