SSD性能低下と短命化につながるストレージ設定の“常識と非常識”HDDと同じメンテはかえって悪化(1/2 ページ)

SSDを採用する企業が増える中、ストレージを最適化する方法も進化する必要がある。デフラグの無効化やライトキャッシュの使用といった手法がどう役立つのか。

2017年06月22日 05時00分 公開
[Stephen J. BigelowTechTarget]
SSDの高い性能は永続するものではない。ユーザーの不適切な使用でSSDの性能は急激に劣化する

 SSD(ソリッドステートドライブ)を採用したストレージの導入が依然として急速に進んでいる。この背景には企業が基幹アプリケーション用に高速で信頼性の高いストレージを求めていることがある。

 だが、SSDの導入拡大に伴い、IT担当者は新たなアプローチによるメンテナンスが必要になっている。この理由は、SSDとHDDは全く同じ機能を果たすが、異なる技術を使用しているからだ。この記事では、SSDの性能を最適化し寿命を延ばすために最も重要な手法を幾つか紹介する。

デフラグ、インデックス作成、休止状態を無効に

会員登録(無料)が必要です

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

新着ホワイトペーパー

技術文書・技術解説 アイティメディア広告企画

最新インフラの導入/運用でAIプロジェクトを成功させるための勘所

企業がAIプロジェクトを進める際、その成功にはさまざまな要因が絡んでくる。インフラの導入/運用、予算や人材の配分、計画立案などだ。では、どうすればAIプロジェクトを破綻なく成功させることができるのか、その勘所とは。

技術文書・技術解説 アイティメディア広告企画

AI時代に高まるストレージの重要性――選ぶべきはSSDか? HDDか?

生成AIをはじめとしたAI技術の進化と活用拡大で、SSDやHDDといったストレージの重要性はますます高まっている。そんなAI時代のストレージには、SSD、HDDどちらを選べばよいのだろうか。

事例 株式会社AIT

スケーラブルで高速・確実なデータアクセスを実現、某研究所のHPSS導入事例

データ生成デバイスの進化・多様化により、保存すべきデータ容量は急増した。その管理においては、コストとパフォーマンスのバランスが課題となっている。解決策の1つとして注目される「HPSS」の効果について、導入事例を紹介したい。

事例 株式会社AIT

データ量の急増でインフラ強化が急務に、JA大阪電算の事例に学ぶシステム移行術

業務のデジタル化が進み、データ量やワークロードが増大していた大阪府農協電算センター。それによりインフラの負荷が高まり、性能を向上させることが喫緊の課題になっていた。本資料では同社がどのようにインフラを移行したのか解説する。

製品資料 日本ヒューレット・パッカード合同会社

ハイブリッド環境の構造化データ管理、レガシーストレージからどう脱却する?

AIでは構造化データの活用が進む一方、クラウド普及に伴いデータの分散化が加速している。この状況下で課題となるのが、レガシーストレージの存在だ。本資料では、構造化データに適したストレージ戦略を紹介する。

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...