フラッシュメモリが“過労死”? VMwareとMicrosoftの仮想環境が心配だマシンでも働きすぎは深刻な問題に

米VMwareのハイパーバイザーや米Microsoftの「Hyper-V」では、フラッシュメモリを酷使して仮想マシンが“動作”する。仮想マシンのウェイトが高くなるにつれて、フラッシュメモリの短命化が深刻な問題になる。

2015年10月27日 12時00分 公開
[Jon ToigoTechTarget]

関連キーワード

SSD | VMware | Hyper-V | フラッシュメモリ


photo 基幹システムにまで利用が広がるフラッシュメモリだが

 米VMwareと米Microsoftのハイパーバイザーでは、フラッシュメモリの扱い方に問題がある。フラッシュメモリはその利用場面が急速に拡大していて、プライマリストレージとして使用するHDDのキャッシングを行うためにフラッシュメモリをサーバに配備すればよいと考えているユーザーも多い。

 だが、フラッシュメモリは読み出し用には適しているが、書き込み用としてはそれほど優れたメディアではない。フラッシュメモリの利点を生かすには、その“劣化”に十分注意する必要があるからだ。この問題に対応すべく、仮想ストレージベンダーがよく用いるのが「ライトコアレセンス」(Write Coalescence)という手法だ。


VMwareやMicrosoftはもっとフラッシュメモリをいたわるべき

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...