人工知能(AI)の勝ち組企業が重視する「CoE」とは?ガートナーが重視する3つの戦略的要素も紹介(1/2 ページ)

企業が自社にとって合理的なAI戦略を把握する一つの方法は、AI技術に関する「センターオブエクセレンス」(CoE)を組織することだ。

2018年07月11日 05時00分 公開
[Nicole LaskowskiTechTarget]

関連キーワード

CIO | 機械学習


画像

 人工知能(AI)技術は、企業のビジネスの在り方を変える手段として、大々的に宣伝されている。現状のAI技術に大きな将来性があることは間違いないが、実績のある戦略は乏しい。

 デジタルトランスフォーメーション(DX:ITによるビジネス変革)と同様、企業向けのAI戦略を確立する取り組みは新しく、参考になる戦略がほとんどない。あったとしても、現在進行形で普及しているこの技術に、最高情報責任者(CIO)が取り組む必要があることに変わりはない。AI技術の進化に合わせて、投資と実行計画を自社向けに調整する必要がある。

 AI技術を早期導入した企業は、新しい技術資産を構築するために、AI技術に特化した専門集団(CoE:センターオブエクセレンス)を作るなどの取り組みを進めている。AI技術のCoEを設立することで、企業はAI技術のビジョンとアプローチを具体化しやすくなる。

CoEの具体的な事例

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       1|2 次のページへ

新着ホワイトペーパー

事例 株式会社primeNumber

一週間かかっていたデータ転送が30分で完了、事例に学ぶデータ基盤の導入効果

データの利活用を進めるためにはデータ基盤の導入が必要だ。しかし、データ基盤を構築/運用するためにはさまざまな課題を乗り越えなければならない。本資料では、データ活用環境の構築に成功した15社の事例からそのヒントを解説する。

製品レビュー 日本オラクル株式会社

有用なインサイトを獲得するには? 実践を阻む課題を解消するデータ基盤活用術

データから得られるインサイトを活用して、企業の競争力を強化していくことの重要性が高まっている。しかし、有用なインサイトの生成は簡単なことではない。その実践を阻む課題を確認しながら、解決策について解説する。

製品資料 ユーソナー株式会社

潜在ターゲットへのアプローチを効率化、消費者の真のニーズを捉える方法とは?

昨今、法人営業においては消費者のニーズを正確に捉え、迅速に対応することが求められている。こうした中で注目されているのが、インテントデータ活用による顧客の興味関心の可視化だ。本資料では、インテントデータのポイントを解説する。

市場調査・トレンド 株式会社セールスフォース・ジャパン

AI時代のデータガバナンス戦略、効果的に実装するために知っておきたい5つの柱

データの爆発的な増加に加えてビジネスにおけるAI活用が加速する中、AIのメリットを最大限に引き出すためにもデータガバナンスの重要性が高まっている。AI時代のデータガバナンスにおいて押さえておきたい5つの柱を解説する。

製品資料 日本電気株式会社

Tableauのクラウド移行により、運用負荷を削減しながら利便性を向上させる方法

データ分析・活用とその前提となるデータ可視化のため、多くの企業で導入されているTableau。有用性の高いツールだが、「運用・保守にコストやリソースが割かれる」などの課題もある。これらの課題を解消する方法を探る。

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news026.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...

news130.jpg

Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...