テープやHDDもフル活用 小規模企業だからこそ考えたい戦略的バックアップコストや人材が少なくても大丈夫

小規模企業には余裕がない。だが、堅実なバックアップ戦略は必要だ。幸い、テープ、ディスクからクラウドまで、小規模企業向けのバックアップオプションはたくさんある。

2018年10月15日 05時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]
画像 まず「製品ありき」はやめる

 バックアップ計画の話題はほぼ大企業が中心だ。だが、小規模企業でもバックアップは同じく重要になる。場合によっては大企業よりも重要かもしれない。規模の小さな企業で大きなデータ損失が発生すると、廃業に追い込まれる恐れがあるからだ。

 小規模企業は、時間を割いて最善のデータ保護方法を考え、そのバックアップ計画を実践することを優先すべきだ。市場では、複数のバックアップ製品が競っており、どのベンダーも自社の製品が最高だと主張する。だからといって、適当な製品を選んでからバックアップ構成を考えるというやり方はお勧めできない。それよりも、小規模企業向けの包括的なバックアップ戦略を立て、その戦略に最適な製品を見つけた方がよい。

小規模企業向けのバックアップ戦略の立案

 データを適切に保護するには、データのコピーが3つは必要だ。1つは、実際のコピーではなく、毎日使用する運用データだ。2つ目は、オンサイトに保持するバックアップ、3つ目はオフサイトのバックアップになる。

 2つの異なるバックアップコピーが必要な理由は2つある。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...

news077.jpg

「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...