「PC仮想化」丸分かり 比較、事例、解説記事を紹介

ユーザー企業のIT担当者を対象に、IT製品/サービスの導入・購買に役立つ情報を提供する無料の会員制メディア「TechTargetジャパン」。このコンテンツでは、PC仮想化に関する事例、比較、解説の記事を紹介します。製品/サービス選定の参考にご覧ください(リンク先のページはPR記事を含みます)。

PC仮想化を実現するタイプ2ハイパーバイザーとは

 ハイパーバイザーには「タイプ1ハイパーバイザー」と「タイプ2ハイパーバイザー」の2つのタイプがある。「ホスト型ハイパーバイザー」とも呼ばれるタイプ2ハイパーバイザーは、PC仮想化を実現する代表的な手段だ。(続きはページの末尾にあります)

PC仮想化関連の比較

「VMware Fusion」「VMware Workstation Pro」の違いとは? VMwareの2大ハイパーバイザー

VMwareのハイパーバイザー「VMware Fusion」と「VMware Workstation Pro」は、何が違うのか。双方の主な特徴を整理しよう。

(2022/5/16)

いまさら聞けない「VMware Workstation Pro」の基礎 Hyper-Vとの比較ポイントは

Microsoftの「Hyper-V」とVMwareの「Workstation Pro」。自身に適したハイパーバイザーはどちらか。ここではWorkstation Proの概要を見ていこう。

(2021/12/22)

VMware WorkstationとOracle VirtualBoxを比較 仮想マシン構築ソフトの選定ポイントは?

「VMware Workstation」と「Oracle VM VirtualBox」、は甲乙つけ難い競合製品になった。いったいどちらが自社に向いているのか。類似点、相違点、利点を比較し、選定のポイントを検討する。

(2018/11/21)

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PC仮想化関連の製品解説

VMwareのハイパーバイザー「VMware Workstation Pro」の主な機能とは?

「VMware Workstation Pro」は、「Linux」「Windows」搭載PCで使えるハイパーバイザーだ。その主な機能を簡潔に紹介する。

(2022/6/9)

Macユーザーが「VMware Fusion」を使う前に知っておきたい注意点

「VMware Fusion」は「Mac」の可能性を広げる一方、Macのスペックによっては快適に動作しない可能性がある。FusionをMacで動かすときの注意点とは。

(2022/6/3)

Macユーザーが「VMware Fusion」を使うと“あれ”がMacで動かせる

「Mac」向けのハイパーバイザー「VMware Fusion」は、Macで「macOS」以外のさまざまなOSを実行できるようにする。そのメリットとは何か。Fusionの機能を説明する。

(2022/5/27)

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PC仮想化関連の技術解説

Windows Vistaの互換性問題の原因と今後の展望

Windows VistaはWindows XPよりもずっとセキュアなOSだが、この優秀なセキュリティが既知の互換性問題の多くの原因にもなっている。

(2008/3/31)

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PC仮想化関連の運用&Tips

Windows 8ライセンス条項から「VM上での実行を認める文章」が消滅

Windows 8のライセンス文書は、専門用語を避けて平易な表現が使われている。歓迎すべき施策だが、仮想マシンでのWindowsの実行を認める文章が削除されていることが話題に。Microsoftの真意は?

(2012/9/20)

Windows 7のAppLocker活用法 後編──ルール作成の自動化

後編となる本稿では、AppLockerルール作成を自動化する方法と、AppLockerを実稼働させ、作成したルールを適用する方法を紹介する。

(2010/1/6)

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タイプ1ハイパーバイザーとタイプ2ハイパーバイザーの違い

 タイプ2ハイパーバイザーは、PCやサーバといった物理マシンのOSで仮想マシン(VM)を実行する。代表的なタイプ2ハイパーバイザーとして、Oracleの「Oracle VM VirtualBox」、Parallelsの「Parallels Desktop」、VMwareの「VMware Fusion」「VMware Workstation Pro」などが挙げられる。

 「ベアメタルハイパーバイザー」とも呼ばれるタイプ1ハイパーバイザーは、物理マシンのハードウェアに直接インストールして利用する。ホストOSを介さず、直接リソースを制御するのが特徴だ。タイプ1ハイパーバイザーは、Oracleの「Oracle VM Server for SPARC」やVMwareの「ESXi」、Microsoftの「Hyper-V」などがある。

 VMとそのゲストOSは、基本的には物理マシンと直接やりとりしない。エンドユーザーはどちらのタイプのハイパーバイザーが実装されているかを意識することはない。

 タイプ2ハイパーバイザーは、一般的にタイプ1ハイパーバイザーよりも動作速度が劣る。タイプ1ハイパーバイザーは物理マシンで直接動作するが、タイプ2ハイパーバイザーはホストOSでアプリケーションとして動作する。タイプ2ハイパーバイザーのVMは、物理マシンのリソースへの要求をホストOSに渡す必要があり、ホストOSがハイパーバイザーに代わって物理マシンとやりとりする。これに対してタイプ1ハイパーバイザーは、物理マシンと直接やりとりできるので、より高速に動作する。

PC仮想化の管理方法

 タイプ2ハイパーバイザーで実行するVMは、仮想マシンモニター(VMM)を使用して管理する。VMMはホストOSで動作し、VMの管理インタフェースとして機能するアプリケーションだ。仮想化ベンダーは通常、自社のVMMに名前を付けている。例えばOracleは、Oracle VM VirtualBoxのVMMを「Oracle VM VirtualBox Manager」(Oracle VM VirtualBox マネージャー)と呼ぶ。管理者はVMMを使ってVMの作成や削除、物理マシンのリソースの割り当てができる。