2012年09月20日 08時00分 公開
特集/連載

Windows 8ライセンス条項から「VM上での実行を認める文章」が消滅Windows 8はネットインストールもVMでの実行も不可?

Windows 8のライセンス文書は、専門用語を避けて平易な表現が使われている。歓迎すべき施策だが、仮想マシンでのWindowsの実行を認める文章が削除されていることが話題に。Microsoftの真意は?

[Stuart J. Johnston,TechTarget]

 2012年8月に米Microsoftは、専門用語を少なくし、平易な表現を採用した企業向けのWindows 8のライセンス文書を発表した。

 しかし、ライセンス関連のコンサルティングを行う米Pica Communicationの主席コンサルタント、ポール・ デグルート氏は、このWindows 8の製品使用権説明書(PUR)は、文章が削除または変更されたことで、かえって分かりにくくなったと指摘する。

 同氏によると、例えば、新しい“平易な”PURでは、Windows 8は1台の物理デバイスでの実行しか許可されず、Windows 8を仮想マシン(VM)では実行することができないように読める。以前のPURにあった、VMでのWindowsの実行を認める文章が削除されている。つまり、Windows 7のライセンスではVMでWindowsを実行できることが明示されていたが、Windows 8には明確な記述がないというのだ。

 Windows 8には、Microsoftのハイパーバイザー「Hyper-V」のクライアントバージョンが付属する。しかし、デグルート氏によると、このWindows 8のPURが文字通りの意味なら、物理マシンではなくハイパーバイザーにWindows 8をインストールするには、物理PCにインストールするWindowsを対象にソフトウェアアシュアランス(SA)を追加購入する必要がある。

 Windowsを仮想化して、OSが破損した場合に、速やかに回復できるようにしているケースは多い。また、種類の異なるテストプラットフォームを用意する場合も、VMを使えばはるかに簡単だ。

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