さまざまな仮想化シナリオとWindowsライセンスのオプションデスクトップ仮想化5つのシナリオ

Microsoftのデスクトップ仮想化にはさまざまなシナリオとライセンスが存在する。ライセンスの選択ではトレードオフは避けられないため、仮想化の目的や要求仕様を固め、適切なライセンスを選択するべきだ。

2011年03月28日 09時00分 公開
[Paul DeGroot,TechTarget]

 仮想デスクトップインフラの導入を目指す企業や組織は、ライセンスの検討を始めた途端、必然的な問題にぶち当たる。米MicrosoftのデスクトップOSのライセンス方式が物理デバイスを前提にしているためだ。これは今日全盛を迎えつつある仮想化時代に全く対応していない。

 企業は仮想マシンで実行するOSのライセンスをどこで入手できるだろうか? また、ローカルマシンから仮想マシンへのユーザーアクセスは、どのようにライセンスされるのだろうか?

 Microsoftや同社の再販業者は通常、エンタープライズアグリーメントのような全社レベルのライセンシングプログラムを通して、デスクトップOSライセンスにSoftware Assurance(SA)を追加することによって得られるメリットを顧客に案内しているようだ。既にSAを取得済みの顧客にとっては、1台150ドルのコストが掛かるWindows Professional OEMライセンスと比較して、仮想化のメリット──デスクトップ1台当たり約55ドルで仮想マシン(VM)に無制限にWindowsをインストールでき、最大4台まで同時実行できる権利──は非常に価値がある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news129.jpg

「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。

news046.jpg

代理店にもAIにも「丸投げ」はダメ 成果報酬型マーケティングを成功させるポイントは?
「成果報酬型マーケティング」を実現する上でインターネット広告業界が直面する課題とは...

news186.jpg

YouTubeやTikTokの利用時間、20代以下ではテレビを圧倒 どれだけ差がついた?
YouTubeやTikTokでのコンテンツ視聴は購買行動に関係しているのか。PRIZMAが10代から30代...