ハイパーバイザーには「タイプ1ハイパーバイザー」と「タイプ2ハイパーバイザー」の2つのタイプがある。「ホスト型ハイパーバイザー」とも呼ばれるタイプ2ハイパーバイザーは、PC仮想化を実現する代表的な手段だ。(続きはページの末尾にあります)
VMwareのハイパーバイザー「VMware Fusion」と「VMware Workstation Pro」は、何が違うのか。双方の主な特徴を整理しよう。
Microsoftの「Hyper-V」とVMwareの「Workstation Pro」。自身に適したハイパーバイザーはどちらか。ここではWorkstation Proの概要を見ていこう。
「VMware Workstation」と「Oracle VM VirtualBox」、は甲乙つけ難い競合製品になった。いったいどちらが自社に向いているのか。類似点、相違点、利点を比較し、選定のポイントを検討する。
ポータブルデスクトップはフォームファクター次第で仮想デスクトップよりも高い性能とセキュリティを期待できる。ただしポータブルデスクトップも仮想デスクトップ同様に万能ではない。
「Microsoft System Center Configuration Manager」(SCCM)と「Microsoft Intune」の組み合わせで「Windows 10」の一元管理プラットフォームが出来上がる。IT管理者にとっての恩恵はどのようなものだろうか。
クライアントベースの仮想マシン/クライアントハイパーバイザー方式/client-based virtual machine
企業でオフィス製品をオープンソースに切り替えると決めた場合、候補に挙がる無償のオープンソースオフィススイート製品「Apache OpenOffice」と「LibreOffice」、そして「Microsoft Office」を比較した。
Mac OSデバイスでWindowsを実行する最良の方法は、パフォーマンス、オープンソースサポート、集中管理のどれが必要かによって異なる。
データセンターで使用する最適なコモディティサーバOSを決めるとき、米Microsoftの「Windows」や「Linux」など、さまざまな選択肢がある。自社に最適なOS選びのポイントを専門家に聞いた。
オープンソースのオフィスソフトウェアに、米Microsoftのオフィス製品の座を奪うほどの実力はあるのだろうか。「LibreOffice」をMicrosoftの「Office 2013」「Office 365」と比較する。
クライアント端末でOSを仮想化するソフトウェアとして、しばしば混同されるVMware WorkstationとVMware Fusion。両者の共通点と違いを整理する。
デスクトップ仮想化の主な使い方の1つは、1台のマシンで複数のOSを実行することだ。だが、組み込みOSの場合、サポートされていないハードウェアで実行するにはハードウェアエミュレーションツールが必要になる。
仮想化ベンダーおよびサードパーティープロバイダーは、製品やサービスの品質を改善するために何をすべきか。米TechTargetのサーバ仮想化アドバイザリーボードのメンバー3人に聞いた。
「Oracle VM VirtualBox」(VirtualBox)はオープンソースの仮想化ソフトウェアだ。これをUSBデバイスにインストールして仮想OSを実行できる「Portable-VirtualBox」は、VirtualBoxの便利な使い方といえる。
ハイパーバイザーの選択は、客観的データに基づいて行われることが望ましい。選択肢のハイパーバイザーに移行した際のROI(投資利益率)とTCO(総所有コスト)を、算出するツールを紹介する。
専門家によると、2012年は複数のハイパーバイザーを管理できるツールへのニーズが本格化するという。これは、自社以外の仮想化管理製品を開発するつもりのないVMwareにとって逆風となりそうだ。
米Microsoftが次期OS「Windows 8」に搭載するHyper-Vクライアントは、ワークステーション仮想化ソフトOracle VM VirtualBoxに取って代わるのか。両者をハードウェア要件や機能的なメリットで比較する。
マカフィーが開発した新しいセキュリティ技術「DeepSAFE」を評価する声は多いものの、セキュリティ業界を変えるほどの影響力を持つのはまだ先だというのが専門家の共通認識だ。
VMware vSphereやHyper-Vの仮想マシンをXenServerに移行する方法を説明する。
LinuxカーネルでようやくXenがフルサポートされることになった。一方Red Hatは、Red Hat Enterprise Linuxの最新リリースで、Xenに変えてKVMを採用している。今後Xenのシェアはどう変わるのか。
タイプ2ハイパーバイザーは、PCやサーバといった物理マシンのOSで仮想マシン(VM)を実行する。代表的なタイプ2ハイパーバイザーとして、Oracleの「Oracle VM VirtualBox」、Parallelsの「Parallels Desktop」、VMwareの「VMware Fusion」「VMware Workstation Pro」などが挙げられる。
「ベアメタルハイパーバイザー」とも呼ばれるタイプ1ハイパーバイザーは、物理マシンのハードウェアに直接インストールして利用する。ホストOSを介さず、直接リソースを制御するのが特徴だ。タイプ1ハイパーバイザーは、Oracleの「Oracle VM Server for SPARC」やVMwareの「ESXi」、Microsoftの「Hyper-V」などがある。
VMとそのゲストOSは、基本的には物理マシンと直接やりとりしない。エンドユーザーはどちらのタイプのハイパーバイザーが実装されているかを意識することはない。
タイプ2ハイパーバイザーは、一般的にタイプ1ハイパーバイザーよりも動作速度が劣る。タイプ1ハイパーバイザーは物理マシンで直接動作するが、タイプ2ハイパーバイザーはホストOSでアプリケーションとして動作する。タイプ2ハイパーバイザーのVMは、物理マシンのリソースへの要求をホストOSに渡す必要があり、ホストOSがハイパーバイザーに代わって物理マシンとやりとりする。これに対してタイプ1ハイパーバイザーは、物理マシンと直接やりとりできるので、より高速に動作する。
タイプ2ハイパーバイザーで実行するVMは、仮想マシンモニター(VMM)を使用して管理する。VMMはホストOSで動作し、VMの管理インタフェースとして機能するアプリケーションだ。仮想化ベンダーは通常、自社のVMMに名前を付けている。例えばOracleは、Oracle VM VirtualBoxのVMMを「Oracle VM VirtualBox Manager」(Oracle VM VirtualBox マネージャー)と呼ぶ。管理者はVMMを使ってVMの作成や削除、物理マシンのリソースの割り当てができる。