米Microsoftが次期OS「Windows 8」に搭載するHyper-Vクライアントは、ワークステーション仮想化ソフトOracle VM VirtualBoxに取って代わるのか。両者をハードウェア要件や機能的なメリットで比較する。
米Microsoftが次期OS「Windows 8」にHyper-Vクライアントハイパーバイザーを搭載することを発表したとき、そのユースケースとデスクトップ仮想化ソフトウェアへの影響をめぐってさまざまな臆測が飛び交った(関連記事:IT管理者が知っておくべきWindows 8のブート、仮想化、管理機能)。
Windows 8へのHyper-Vクライアントの搭載に伴い、MicrosoftのWindows Virtual PCは 終わりを迎えそうだ。もっとも、それは大した損失ではないだろう。Windows Virtual PCはほとんどの機能で他の製品に水をあけられているからだ。だが、このHyper-Vクライアントの登場は、はるかに大きな問題も投げ掛ける。それは、サードパーティー製のワークステーション仮想化ソフトが全て無用の長物になるのかどうかという問題だ。Oracle VM VirtualBox(以下、VirtualBox)のユーザーである私としては、特にこの製品の将来が気になる。この製品はVMware Workstationのようなソフトウェアとしのぎを削っている。
Windows 8とHyper-Vクライアントはまだ開発途上であるため、完成品がどのようなものになり、どのように動作するかを正確に予想するのは難しい。しかし、Windows 8のHyper-Vクライアントが、VirtualBoxのようなワークステーション仮想化ソリューションと比べてどうなるのかについては、幾つかのヒントがある。
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