マカフィーが開発した新しいセキュリティ技術「DeepSAFE」を評価する声は多いものの、セキュリティ業界を変えるほどの影響力を持つのはまだ先だというのが専門家の共通認識だ。
McAfeeは2011年10月20日、メモリやCPUプロセスを監視・制御する新技術「DeepSAFE」を備えた初の製品を発表した(参考:Windows 8にも対応したハードウェアレベルのセキュリティ基盤「DeepSAFE」)。だが、この新製品に対する業界アナリストの見方は冷ややかだ。同社の思惑通りに新製品の企業導入が進むかどうかは疑問符が付く。
DeepSAFEは有望な技術であることは疑いのない事実だ。だが今回発表された製品は「少なくとも現状は、セキュリティ業界の様相を一変させるものには程遠い」と、米市場調査会社Current Analysisでエンタープライズネットワーク/セキュリティ担当調査ディレクターを務めるアンドルー・ブラウンバーグ氏は厳しい見方を示す。
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