「MDM/EMM」の主要製品は? 一押しポイントを整理

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「MDM」(モバイルデバイス管理)とは

 「MDM」(モバイルデバイス管理)は、IT管理者がスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを管理してセキュリティを確保し、ポリシーを適用できるようにすることだ。その機能を実装した製品がMDM製品と呼ばれる(続きはページの末尾にあります)。

MDM/EMM関連の製品解説

私物スマホでもアプリを自由に使わせない「MAM」とは?

「MAM」(モバイルアプリケーション管理)ツールは、モバイルデバイスを活用する企業にどのようなメリットをもたらすのか。MAMツールが備える主要機能を紹介する。

(2022/6/17)

P R中堅・中小企業がシンプルかつ安価にモバイル端末管理を実現する方法

中堅・中小企業の社用スマホを狙う攻撃が急増し、自社のスマホがマルウェアに感染したことで取引先にまで被害が及ぶケースも報告されている。中堅・中小企業が意識すべきリスクと社用スマホを簡単に脅威から守る方法を紹介する。

(2022/3/30)

P R増えるデバイス、多彩なOS……全デバイスを一括で守る「クラウドMDM」の導入法

場所も時間も問わずに働く環境を整えるに当たってモバイルデバイスの活用は必須だ。デバイス管理に必要な機能も高度化、複雑化している。情報システム部門の負荷を増やさない「高度なMDM」の実現方法とは。

(2022/2/14)

iPhone管理をサブスクで Appleの中小向けMDM「Apple Business Essentials」とは

中小企業向けにAppleが MDM(モバイルデバイス管理)サービスをサブスクリプション型で提供すると発表した。その内容は。

(2022/1/17)

iPhone、iPad管理が楽に Appleが追加した「MDM」の“ありがたい機能”とは

Appleは「iOS 15」「iPadOS 15」でMDM(モバイルデバイス管理)機能を強化。企業で同社デバイスを管理しやすくする狙いがある。新OSは管理者にとってどううれしいのか。

(2021/11/23)

「Office、OutlookのAndroidアプリがChromebookで利用不可」に専門家が歓迎の謎

「Office」と「Outlook」のAndroidアプリがChromebookでは利用できなくなり、今後はWebアプリのみの提供になる。選択肢が狭まるものの、この変更は最終的にはユーザーに恩恵をもたらすとの声もある。それはなぜか。

(2021/9/29)

私物iPhone管理に「User Enrollment」を活用するには? 「Intune」を例に確認

MDMツールで「iPhone」「iPad」を管理する際、Appleのデバイス管理機能「User Enrollment」を利用するには、どうすればよいのか。「Microsoft Intune」を例に、User Enrollmentの活用方法を簡単に紹介する。

(2021/9/16)

P R「社内Macを安全に使う」が意外と難しい理由 どう管理すればよいのか?

業務アプリケーションのクラウド化によって、「Windows」端末だけでなく「Mac」のビジネス利用が進みつつある。Macのマルウェア対策やID管理を強化して従業員が安全に使えるようにするにはどうすればよいのか。

(2021/5/31)

MacやiPadも管理可能に 「Microsoft Endpoint Manager」のApple端末向け機能

「Microsoft Endpoint Manager」に、Apple製端末や仮想デスクトップを管理するための新機能が加わる。何ができるようになるのか。

(2020/10/30)

iPhoneやMacのMDM機能「User Enrollment」「Device Enrollment」「Automated Device Enrollment」の強化点

AppleはBYOD向けに「iPhone」や「Mac」のMDM機能を強化している。同社が2019年に「User Enrollment」「Device Enrollment」「Automated Device Enrollment」に追加した新要素を説明する。

(2019/12/3)

MDM製品の仕組みと「EMM」「UEM」製品との関係

 MDM製品は、モバイルデバイスにインストールする制御ソフトウェア(MDMエージェント)と、オンプレミスのインフラまたはクラウドベンダーのデータセンターに配置する管理用サーバ(MDMサーバ)を使用する。IT管理者がMDMサーバの管理コンソールでポリシーを構成すると、無線接続経由でMDMサーバはMDMエージェントにそのポリシーを配信する。MDMエージェントは一般的に、モバイルデバイスのOSに直接組み込まれているAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を介して、ポリシーに基づいてモバイルデバイスを制御する。同様に、IT管理者はMDMサーバを介してモバイルデバイスにアプリケーションを展開することが可能だ。

 「EMM」(エンタープライズモビリティ管理)製品は、MDM機能を中核コンポーネントとして実装している。EMM製品はMDM製品の機能に加えて、「MAM」(モバイルアプリケーション管理)製品や「MCM」(モバイルコンテンツ管理)製品、ID・アクセス管理(IAM)製品などの機能を搭載する。EMM製品は企業で使用されるモバイルデバイスの機能とセキュリティの最適化を図りながら、企業ネットワークの保護を実現することを目的とする。

 現代のEMM製品はスマートフォンやタブレットだけでなく、Microsoftの「Windows 10」搭載PCやAppleの「Mac」、IoT(モノのインターネット)デバイスも管理できる。こうした幅広いデバイスを管理可能なEMM製品は「UEM」(統合エンドポイント管理)製品と呼ばれる。MDM製品やEMM製品に取って代わるデバイス管理手段として認識され始めたUEM製品は、企業が使用する全てのデバイスを単一のコンソールで管理することを目指している。