Appleは2021年11月10日(現地時間)、「iPhone」や「iPad」「Mac」を業務に使う中小企業向けに、MDM(モバイルデバイス管理)のサブスクリプションサービス「Apple Business Essentials」を提供すると発表した。どのようなサービスなのか。
Apple Business Essentialsは、従業員数が500人以下の中小企業向けのサービスだ。同サービスを通して、中小企業はアプリケーションのアップデートを従業員の業務デバイスに自動で適用したり、新しい業務デバイスの利用者登録をしたり、業務デバイスの位置情報を追跡したりできる。同サービスには、Appleのクラウドサービス「iCloud」のストレージと、同社のサポートサービスも含まれる。
米国カリフォルニア州クパチーノ市の経済開発部門のマネジャー、ティナ・カプール氏は定期的に中小企業と交流している。カプール氏は、Appleのお膝元であるクパチーノ市でもMDMサービスのニーズがあるとの見方を示す。「業務デバイスの機能を最大限に生かす管理がしたいという中小企業のニーズがある。だが現実には大きなギャップがある」と同氏は述べる。
ユーザー企業はAppleがApple Business Essentials利用者向けに提供するアプリケーションを利用することで、従業員の業務デバイスの設定を管理できる。例えばVPN(仮想プライベートネットワーク)や無線LANの設定が可能だ。内蔵ストレージの暗号化や盗難・紛失時のデバイスロック、BYOD(Bring Your Own Device)デバイスにおける業務データの暗号化といったMac向けのセキュリティ機能も提供する。
Apple Business Essentialsの利用プランには、
などがある。
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