指紋認証アルゴリズムをハードウェア化したIPを開発・搭載。指紋画像取り込みから認証までを 0.8秒以下で実行し、外付けメモリなしで最大15指まで指紋データの登録が可能
沖電気工業(OKI)は11月12日、指紋認証IPを搭載した指紋認証エンジンLSI「ML67Q5250」のサンプル出荷を同日より開始したと発表した。
本製品は、指紋認証アルゴリズムをハードウェア化したIPを開発しML67Q5250に搭載したもの。これにより、外付けメモリを必要とせずに高速処理、高精度、低消費電力を特徴とした指紋認証システムを低コストで実現できるとしている。
クロック周波数32MHzで、指紋画像取り込みから認証までを 0.8秒以下で実行するほか、指紋データ格納用フラッシュメモリを内蔵することで外付けメモリを必要とすることなく最大で15の指紋データの登録が可能となっている。指紋認証アルゴリズムには、スウェーデンPrecise Biometrics ABの「DFT方式」(指紋の凹凸を波形データに変換して照合)を採用。また、ノートPCや携帯電話に広く採用されている米オーセンテック製のスライドセンサーおよび各社のタッチセンサーに対応している。
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