仮想デスクトップが次に目指すのは「レガシーなWindowsアプリとの融合」モバイルとWindowsのアプリをシームレスに

仮想デスクトップのユーザーが、アプリの機能を最大限に引き出せる形でそのアプリを開くことができれば理想的だ。実現のためにすべきことは何か。

2018年12月07日 05時00分 公開
[Alastair CookeTechTarget]
画像 ユーザーに最適な方式でアプリケーションを開く仮想デスクトップ?

 タブレットやスマートフォンといった最新のデバイスは、レガシーWindowsアプリケーションをベースにしたアプリケーションを搭載していることがある。大抵は、Windowsへの結び付きが強く、本当の意味でモバイル対応しているとはいえない。

 何が問題かというと、ほとんどのVDI(仮想デスクトップインフラ)製品ではユーザーが使うデバイス(エンドポイント)のネイティブアプリケーション機能を活用できない点だ。ユーザーの生産性を高めるためには、レガシーWindowsアプリケーションと、エンドポイントのネイティブアプリケーションを機能統合する必要がある。

 ローカルアプリケーションと仮想アプリケーションの間を移動できる機能をVDIに持たせることができれば、モバイルワーカーの効率性は向上するだろう。

現実的な問題とは

 例えばユーザーがiPhoneを使っていると仮定する。

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